歌舞伎座顔見世大歌舞伎、
「義経千本桜ー川連法眼館」。
歌舞伎オンデマンドにて視聴。


中村獅童丈の狐忠信。
古怪な味わいがある風貌です。


義経の染五郎、駿河の團子は
ともに高校生ですが、
今回は大人の役を。

染五郎さんは思いのほか、
台詞に安定感があります。

團子さんはいつの日か、
おもだかやの芸でもある、
狐忠信を演じる日が来ることでしょう。


静御前の莟玉。
名前のとおり、
これから花開きそうな
つぼみの風情です。

その他の配役はこのとおり。
腰元たち、今回はベテラン勢です。

いつもだと幕開きに出る、川連法眼夫婦、
それから立ち回りの悪僧は、
今回は出ない演出です。

コロナの影響で、
出演者数を絞っているのが理由だそう。


獅童丈が歌舞伎座で、
このように時代物の主役をするのは
初めてのこと。

ただ、狐忠信は初役ではなく、
お正月浅草の公演で、
経験済みなのだそう。