「伊吹山」。
栃木市のお菓子です。

伊吹山は、
滋賀県、岐阜県にまたがる
高山植物でも有名な山。

しかし栃木市にも、
伊吹山があるそうです。

標高180m ほどの山ですが、
この伊吹山は
百人一首に登場するそうです。


「かくとだに えやは伊吹のさしも草
さしも知らじな 燃ゆる思ひを」
藤原実方が、
清少納言に贈った歌と言われています。


さしも草とは、
ヨモギまたは七つ葉のヨモギのことで、
お灸のもぐさのこと。

伊吹山の麓には、
さしも草がたくさん生えており、
名産だったそう。

(この歌の伊吹山が
栃木市の山を指すのか、
滋賀県の山を指すのかは、
はっきりしないところもあるそうです。)


このお菓子の生地には、
ヨモギが練り込まれており、
素朴な味わいを醸し出していました。

栃木市の伊吹山ですが、
中腹に古寺が残されているそうです。