山際に昇る月。
⋅⋅⋅昨日は中秋の名月だったので、
今日は十六夜かと思ったら、
満月なのだそう。


歌舞伎座の「十月大歌舞伎」、
初日の幕が開きました。
通常とは異なる形であれ、
お芝居の幕が開く⋅⋅⋅
何となく温かな気持ちになります。

役者さんたちもきっと、
この日を待ちかねていたことでしょう。


チラシの配役には記載されない
役者さんたちの動向も、気になります。

第一部の「京人形」では、
左甚五郎の弟子の大工たちの立ち回りが⋅⋅⋅

第二部「角力場」では、
相撲小屋から飛び出してくる多くの観客⋅⋅⋅

第三部の「石切梶原」では、
後ろに控える大名や小姓たち。

こういった役々の配役は、
事前に公開されることはなく、
観劇して初めて分かるもの。

どなたが出ているか、
筋書と首っ引きで確認するのも
観劇の楽しみのひとつかもしれません。
(そんな時、目がいくつもほしい
と思います。)

さらに、師匠の後見では、
筋書にも名前が載らないことも。


舞台映像の配信や映画化が
盛んになっていますが、
こういった配役も、
きちんとクレジットされるべきと
私は思います。

今は、観劇した方のみならず、
役者さん本人のSNSからも
情報が流れてくるので、
情報収集を楽しみにしています。