山際に昇る月。

お芝居の幕が開く⋅⋅⋅
何となく温かな気持ちになります。
役者さんたちもきっと、
この日を待ちかねていたことでしょう。
チラシの配役には記載されない
役者さんたちの動向も、気になります。
第一部の「京人形」では、
左甚五郎の弟子の大工たちの立ち回りが⋅⋅⋅
第二部「角力場」では、
相撲小屋から飛び出してくる多くの観客⋅⋅⋅
第三部の「石切梶原」では、
後ろに控える大名や小姓たち。
こういった役々の配役は、
事前に公開されることはなく、
観劇して初めて分かるもの。
どなたが出ているか、
筋書と首っ引きで確認するのも
観劇の楽しみのひとつかもしれません。
(そんな時、目がいくつもほしい
と思います。)
さらに、師匠の後見では、
筋書にも名前が載らないことも。
舞台映像の配信や映画化が
盛んになっていますが、
こういった配役も、
きちんとクレジットされるべきと
私は思います。
今は、観劇した方のみならず、
役者さん本人のSNSからも
情報が流れてくるので、
情報収集を楽しみにしています。