今日が初日、歌舞伎座。

歌舞伎座の9月は例年、
初代吉右衛門の功績を称える「秀山祭」。
しかし今年は4部制の公演。
いつもとは異なり、
「秀山ゆかりの狂言」として、
「引窓」が上演されます。
吉右衛門丈は、濡髪長五郎。
どんな滋味深い長五郎になるのでしょう。
第一部の「寿曽我対面」は、
8月の再開からの演目では
最も出演者が多いようです。
密にならない工夫はどうするのか?
特に普段なら10人近く並ぶ大名
(チラシの配役にはありません)。
主人公の五郎十郎の登場時に、
化粧声という掛け声を掛けますが、
今回はどうするのか。
第二部の「かさね」。
猿之助さんのかさねは極上品。
踊りの間の良さ、身体能力の高さ、
女方としての気持ちの持ちよう⋅⋅⋅
昨年の巡業公演で見ました。
今回も与右衛門を演じる幸四郎丈と共に、
素晴らしい舞台を
見せてくれることでしょう。
こちらは関西でのイベント。

市川右近ちゃんは
「戻駕」の禿で、
初めての女方だそうです。
以上が9月の公演ですが、
このたび10月の歌舞伎座も
開催が決まったようです。
国立劇場の方は例年だと
10月から12月は歌舞伎公演ですが、
開催は発表されていません。
9月の文楽公演は行われるようですが、
歌舞伎となると、感染リスクの回避策が
なかなか難しいのかもしれません。