明治時代に建てられた、
豪商の店舗兼住宅。
庭に面した廊下から、店先まで。
格子戸の向こうは、旧奥州街道。
JR宇都宮駅にもほど近く、
交通量の多い通りです。


風が通り抜ける、茶の間。

2階廊下。
よい材木が、
ふんだんに使われているのが分かります。
下側の模様入りのガラス、
今はほとんど見ないものです。


左上:風が通る引き戸、
昔ながらの網戸といったところ。
左下:宇都宮の黄ぶな。
天然痘など疫病のお守りです。
右中:商家の象徴と言える、店先の格子。
右下:大谷石と漆喰を用いた、蔵。

2階廊下から、庭先。
ブロック塀の向こうは、
ビジネスホテルです。

この篠原家は、
醤油醸造業と肥料商を営んでいたそう。

元はたくさんの蔵が並んでいましたが、
そのほとんどは、
宇都宮大空襲で焼けてしまったそうです。

今は周囲はビルに囲まれ、
ここだけが別な世界のようです。

通り雨が⋅⋅⋅。