中村勘九郎 中村七之助
歌舞伎生配信特別公演。

7月18日土曜日、19日日曜日の両日、
浅草公会堂にてほぼ無観客での上演。

そして同時に生配信という公演。

とても実験的な公演ではありますが、
お二人も話されていたように、
これからの歌舞伎の
ひとつの形となるのでは⋅⋅⋅

私は日曜日の公演を視聴。
開演時間に間に合わないため、
アーカイブでの視聴となりました。


舞踊「猿若揃江戸賑」は、
清元の「お祭り」をアレンジした舞踊。
勘九郎さんが鳶頭、
七之助さんが芸者という配役。

お二人とも艶やかで美しい。
30代後半を迎え、
芸も充実しているのでしょう。
彼らの父勘三郎丈を、私がよく観ていた頃は、
勘三郎丈もこのくらいの年齢であったのか⋅⋅⋅と
感慨深いものがあります。


「お祭り」と言えば、
「待ってました!」と
大向こうが掛かります。
今日は大向こうの皆さんを、
ソーシャルディスタンスを取った上で
会場に数名入れているそうです。


そして2人組の獅子舞が登場。
獅子の被り物から顔を出したのは、
布マスクを着けた、
鶴松さんといてう(いちょう)さん。

お2人で「三社祭」の
善玉悪玉に扮して踊ります。

「お祭り」も「三社祭」も、
同じ清元の舞踊ということからの
アイディアだそうです。


清元は延寿太夫社中。
唄い手である浄瑠璃方も、
三味線方も、透明なマスクを着用しての演奏。
少々違和感がありますが、
しばらくの間はこれが
スタンダードになるのかもしれません。


芸談、司会はフジテレビの吉崎典子さん。
勘九郎、七之助に
勘太郎、長三郎も加わり、
楽しいお話でした。