12月6日に初日を迎えた、
新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」。
3日目の昨日、
主演の菊之助さんの
アクシデントのニュースが駆け巡りました。
昼の部の終盤近くで、
花道から落下したもよう。
夜の部は中止となりました。
心配しましたが、
日を置かずに今日から復帰。
ひと安心ですが、
怪我の状況は骨折とのことです。

(「朝日新聞」、「スポーツ報知」)
誰も代わりはいない役ですので、
無理してしまう面があるのでは⋅⋅⋅
心配です。
歌舞伎の舞台での怪我と言えば、
やはり同じ新橋演舞場、
2年前の「スーパー歌舞伎Ⅱワンピース」。
市川猿之助さんの事故が記憶に新しいです。
ただこのときは、
尾上右近さんとのダブル主演。
猿之助さん不在の舞台を、
右近さんが立派に勤めました。
それから、やはり新橋演舞場にて、
「車引」の梅王丸を演じていた
中村又五郎さんが
足の親指を骨折されたこともありました。
ご自身の襲名披露公演中ということから、
足にギプスを着けながら、
休まず出演なさっていました。
普段の公演と異なるときには、
何かが起こりやすいのでしょう。
⋅⋅⋅思えば今年は7月歌舞伎座での
市川海老蔵さんの休演、
9月歌舞伎座では中村吉右衛門さんの休演など、
トラブルがありました。
歌舞伎は初日に幕が開くと、
25日間休みなく公演が続きます。
公演と公演の間も、
稽古や地方の劇場への移動など、
休む間もないようです。
休演日や公演期間の短縮など
具体的な方策と、興行利益と
うまく折り合いがつけられるといいのですが、
と思います。