猿之助丈の法界坊がいよいよ上演されます。

いつかは演じるであろうと期待はしていました。
11月の歌舞伎座、夜の部です。

通称「法界坊」、
本名題「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)」。
その舞台のひとつ、向島の三囲神社。

猿之助丈の法界坊。
想像以上に似合っています。
(チラシの写真より)
法界坊は色にも欲にも目のない極悪の破戒僧。
しかしどこか憎めない茶目っ気があります。
猿之助丈がどう演じるのか楽しみ。


三囲神社の土手で
かどわかした野分姫を惨殺したところを、
自ら掘った穴に落ち、殺されてしまいます。

この世に思いを残して死んだ
野分姫と法界坊の霊は合体。
野分姫の恋敵であり、
法界坊が横恋慕している
お組に瓜二つの姿となって現れます。

(平成27年に行われた公演のチラシ)

大喜利舞踊の
「双面水照月(ふたおもてみずにてるつき)」は、
このチラシの公演のように、
単独で上演されることもあります。

猿之助丈は「法界坊」は初役ですが、
「双面」は何度か踊られたことがあるようです。

踊りも堪能な猿之助丈ですので、
こちらもわくわくします。