酷暑の日でしたが、
押上駅で地下鉄から地上に上がると、
思いの外涼しい風が⋅⋅⋅

間もなく夕立になるかもしれませんが、
空はまだ明るい。

⋅⋅⋅ということで、
以前から行ってみたかった
長命寺~三囲(みめぐり)神社コースを歩きました。


スカイツリーのお膝元
ソラマチを通り抜け、向島へ。

隅田川の堤沿いに出ると、
長命寺桜餅のお店。
隅田川堤とは、目の前の
首都高の高架で遮られています。

桜餅屋さん、今日は店休日です。
⋅⋅⋅ずっと以前にこの場所に来たことがあるのですが、
いつ、どうして来たのか思い出せないのです。
その時もお店は休みでした。

幼稚園の敷地を通り抜けると、長命寺。
弁天さまをまつるお寺。
境内にはいろいろな石碑がありました。
(平日の16時過ぎでしたが、
お寺も幼稚園も全く人気がなく⋅⋅⋅
幼稚園ってお帰りがこんなに早いのでしたっけ。)


次は、三囲神社に向かいます。

向島は昔から花柳街として栄えたところ。
老舗らしい料亭が目につきました。
新しいビルも多いですが、
昔ながらの建物も残されています。

三囲神社に到着。

宝井其角の雨乞いの句碑。
折しも今月の歌舞伎座では、
「雨乞其角」という舞踊が上演されていました。
舞台はもちろんこの、三囲神社。

この三囲神社は他にも、
歌舞伎の舞台として
いくつかの作品に登場します。

またこの一帯、隅田川岸は、
古来から「梅若伝説」が伝えられ、
能や歌舞伎などの芸能に移されてきました。

江戸当時の人々にとっても、
魅力的な場所だったのだと思います。


三囲神社は、「三」にゆかりの神社。
三縛りのものが、多く残されています。
三本足の鳥居。
三本柱の屋根をもつ、手水鉢。
三越のライオン。

ライオンとは別に、狐さんもいます。

笑っているような表情。
この辺りでは、目尻を下げて笑っている人を、
「三囲のコンコンさんみたいな顔」と言うそうです。