今日が初日の歌舞伎座へ。

第二部を観劇。

「東海道中膝栗毛」
3年目の弥次さん喜多さん。

⋅⋅⋅再伊勢参?YGKT(またいくの こりないめんめん)
と、副題がついています。

「市川猿之助・中村獅童
中村七之助・市川中車 早替わり相勤め申し候。」
猿之助は2役を、
他の3人は数え切れないほどの早替わり。

「松本幸四郎・市川猿之助
市川染五郎・市川團子 宙乗り相勤め申し候。」
歌舞伎座初の4人宙乗り。


多彩な出演者。
特に超若手の役者たちに見せ場を設けたのは、
脚本、演出を手掛けた猿之助の手腕か。

お芝居仕立て⋅⋅⋅よく知っているあの場面、この場面⋅⋅⋅
舞踊仕立て⋅⋅⋅千之助、橋之助・福之助・歌之助兄弟、
鷹之資・玉太郎コンビ。

右近ちゃんはかわいさ全開。

染五郎(もう、金太郎ではないのだった⋅⋅⋅)と團子の二人も
いい味を出しています。

ばかばかしくも(ほめ言葉です)、楽しいひとときでした。


猿之助丈の舞台を見るのは1年ぶり。
この間、あの大怪我がありました。

幸四郎丈の襲名披露公演は、
どれも見に行けなかったので、
この演目が、初の幸四郎としての舞台。


「雨乞其角」
こちらの初演は、藤間流の舞踊会だったそうで、
歌舞伎ではほとんどかかったことのない演目だそうです。
橋之助以下の「其角の弟子」たちは、皆二十歳前後。
⋅⋅⋅歌之助は高校生か⋅⋅⋅。

若手の層が厚く、
それだけ競争も激しいということ。
お互い切磋琢磨してほしいと願います。



* * * * * * * * * *

初日のチケットを取っていたのですが、
折悪しく近づいてきた台風。

状況によっては諦めないと⋅⋅⋅
と思っていましたが、
交通の乱れもなく、
歌舞伎座にたどり着くことができました。