古城址のこんな崖下で見つけた植物。

チダケサシ。
長い穂の先に、小さな花が集まって咲いています。

ナチュラル系の庭作りに用いられる
「アスチルベ」と同じ仲間。
チダケサシの名は、「チタケ(乳茸)」というきのこを
長い茎に刺して持ち帰ったから、だそう。

チタケは、見た目は茶色でパッとせず、
食感もボソボソなのですが、
素晴らしい出汁が出ます。

このチタケの汁で食べる蕎麦やうどんが、
栃木県民のソウルフードと言われます。

私もひと昔⋅⋅⋅ふた昔位前にいただいたことがあります。
きのこ採り名人が親戚やご近所にいたりすると、
分けてもらうことがあったようです。

ここではチダケサシは、
場所により大きな株を広げていました。
チタケそのものは、
もっと山奥に行かないと出会えないようです。

ここは市街地にも近いので、
ヨウシュヤマゴボウ⋅⋅⋅

ヒルガオ⋅⋅⋅
といった外来の植物も多く、
チダケサシのような古来の植物は
追われる立場なのかもしれません。