今日は蔵の街で開かれている、イベントへ。

栃木市はかつて商業で栄えた街。

今も多くの蔵や商家、
当時の洋館などが残されています。
もちろん、
今も現役で使われている建物もあるようです。

しかし、使われなくなった蔵や、
人が住まなくなった家屋を保存しておくことには、
たくさんの課題があることでしょう。

そういった建物を再利用し、
新たな店舗として甦らせる試みがあるようです。

今日のこのイベント、「クラモノ。」は、
この地域に昔からある店舗、
リノベーションした建物で営業する店舗、
空き家をイベント限定でお店に仕立てた店舗、
空き地などでテントやフードトラックでの営業、
⋅⋅⋅といった様々な形で行われていました。

こちらは地域の鎮守さまの境内。
自治会の方が、地域の公民館を使って
蕎麦を振る舞っていました。

古道具屋の店舗。

花屋さんの店先。
防火用水の睡蓮。

古い建物や路地裏などの
懐かしい風景を生かした素敵なイベントでした。
(たくさんの人で賑わっていたので、
写真はあまり撮っていません。)


この町、「嘉右衛門町」の名前の由来は、
地域の名士 岡田嘉右衛門 (代々、この名前だそうです)。

何代目かの嘉右衛門さんが、
隠居所にしたという、翁島。
巴波川に面して緑に包まれた、静かな場所。


「蟇股の大黒さま」、
と書かれた幟が気になって伺ったお寺、妙唱寺。
大きなしだれ桜に守られた、静かなお寺でした。
境内には、花がいっぱい。
本堂の前に3つほど、
小さなお堂が祀られています。

左側の鉢植えのレウィシアを撮影していたら、
住職様が声を掛けてくださり、
本堂内を見せていただくことに⋅⋅⋅


蟇股(かえるまた)」というのは建築様式で、
梁の重みを分散させるため、
蛙の足状に左右に開いた構造になっている部分。

こちらの本堂の蟇股には
大黒さまが彫刻されているため、
「蟇股の大黒さま」と呼ばれているそう。

200年近く前に建てられたという本堂や、
お寺の由来についてお話しくださいました。


「クラモノ。」にて購入したもの。
古い果物屋の看板があるお店に並んでいました。
上はオリヅルランのようですが、
こぼれ種なのか、
スミレが育っているのが気になり⋅⋅⋅
どんな花が咲くでしょう。

下の多肉植物はおそらく、
「七福神」という品種。