お寺の境内にある大きな木。
今も枝先に、実をつけています。

このお寺が経営している幼稚園に通っていました。
でも今は、通う子どもの数が少なくなり、
数年前に閉園したそうです。
残された園舎や遊具など、もの悲しそうですが、
この木は昔と変わらず、実をつけていました。
この木の下に砂場があり、
そこに落ちる実や枝は、子ども達の遊び道具でした。
秋も深まると長い葉柄がたくさん落ちますが、
それを束ねてほうき⋅⋅⋅
丸く編んで亀さん⋅⋅⋅など。

そして、この実が落ちると、競って拾い集めました。
外側の殻をむくと、
中から黒くて丸い種が現れました。
この木の名前はムクロジ、
黒い種は、羽子板の羽根に使われることなどは、
かなり後になってから知りました。
もとは黄土色の蝋のような質感でした。
こちらは、自宅から近いお寺の境内で撮ったもの。

当時はこれもムクロジかと思っていましたが、
今見ると、実のつき方が違うようです。
この木は、栴檀(センダン)ではないかと思われます。