鏡のような水面に映る、木々と青空。

時々訪れる、家具雑貨の大型チェーン店。
その駐車場から道路沿いに見える風景が、
以前から気になっていました。
あの崖の向こうに何かありそう⋅⋅⋅。

地図では、「栃木県 鶴田沼緑地」と示されています。
環状道路と住宅地にはさまれたこの場所に、
手付かずの自然が残されていると知り、
訪れたいと思っていました。

道路を横断し、
木々のトンネルをくぐり、やって来ました。

大きく空が開けた、気持ちのいい場所。

白鷺が1羽だけいました。

この沼はハッチョウトンボという、
珍しい小型のトンボの生息地だそう。
もっとも、トンボを見るには
時期的にもう、遅いようですが。

沼沿いに奥に進むと、湿地になっています。
沼を横切って観察できるよう、木道が整備されていました。

この沼は以前は農業用ため池として使われ、
その後放置されていた時期もあったようです。

現在は、「(公財)グリーントラストうつのみや」
という団体が管理をしているそうです。

木道から飛び立った黒い蝶が、葉の先に止まりました。
ルリタテハ。
このきれいな蝶に出会えただけでも、
来たかいがありました。

木道に止まるトンボを発見。
木道の板の幅は12~3センチくらい。
だとするとトンボは体長3~4センチほどでしょうか。
かなり小さなトンボです。

ハッチョウトンボも小さなトンボですが、
少し雰囲気が違います。

水辺のいい所に止まってくれました。

他にも、晩秋の花や木の実、紅葉も見られました。

これから冬にかけては、冬鳥が飛来しそう。
春の芽吹き、新緑など
季節を変えて訪れてみたい場所です。