庭の牡丹が満開になりました。

牡丹は古来、「百花の王」と言われ、
獅子と共にある花。
歌舞伎舞踊の「獅子物」では多く登場します。

牡丹は古来、「百花の王」と言われ、
獅子と共にある花。
歌舞伎舞踊の「獅子物」では多く登場します。
〽時しも今は牡丹の花の
咲くや乱れて散るはちるは 散り来るは
散るはちるは散りくるは
散り来るはちりちりちりちり
散りかかるようで おいとしうて寝られぬ
花見て戻ろ 花見て戻ろ 花には憂さをもうち忘れ
「枕獅子」では傾城姿で、
「春興鏡獅子」では小姓弥生として踊ります。

〽牡丹に戯れ獅子の曲 げに石橋の有様は
笙歌の花ふり 簫笛琴箜篌(しょうちゃくきんくご)
夕日の雲に聞こゆべき 目前の奇特あらたなり
〽獅子団乱旋(ししとらでん)の舞楽のみぎん
牡丹の英(はなぶさ) 匂ひ満ちみち
大巾利巾の獅子頭 打てや囃せや牡丹芳 牡丹芳
黄金の蘂(ずい)あらわれて 花に戯れ枝に臥しまろび
実にも上なき獅子王の勢ひ···
「枕獅子」、「春興鏡獅子」、「相生獅子」、
「執着獅子」、「連獅子」といった、一連の獅子物。
それらの中でこの部分は、
獅子の出現、狂いを表現しています。
歌舞伎舞踊の獅子物の原典は、
能の「石橋」(しゃっきょう)。
上記の歌詞は、「石橋」を
そのまま写したもののようです。
咲くや乱れて散るはちるは 散り来るは
散るはちるは散りくるは
散り来るはちりちりちりちり
散りかかるようで おいとしうて寝られぬ
花見て戻ろ 花見て戻ろ 花には憂さをもうち忘れ
「枕獅子」では傾城姿で、
「春興鏡獅子」では小姓弥生として踊ります。

〽牡丹に戯れ獅子の曲 げに石橋の有様は
笙歌の花ふり 簫笛琴箜篌(しょうちゃくきんくご)
夕日の雲に聞こゆべき 目前の奇特あらたなり
〽獅子団乱旋(ししとらでん)の舞楽のみぎん
牡丹の英(はなぶさ) 匂ひ満ちみち
大巾利巾の獅子頭 打てや囃せや牡丹芳 牡丹芳
黄金の蘂(ずい)あらわれて 花に戯れ枝に臥しまろび
実にも上なき獅子王の勢ひ···
「枕獅子」、「春興鏡獅子」、「相生獅子」、
「執着獅子」、「連獅子」といった、一連の獅子物。
それらの中でこの部分は、
獅子の出現、狂いを表現しています。
歌舞伎舞踊の獅子物の原典は、
能の「石橋」(しゃっきょう)。
上記の歌詞は、「石橋」を
そのまま写したもののようです。