年明け早々に控えた市川右近さんの市川右團次襲名。
息子のタケルくんが右近の名を襲名。
おめでたい襲名披露になりそうです。

市川右團次の名は、
上方の市川小團次から端を発するそうです。
もとは市川團十郎家の門弟だったことから、
定紋は三升、屋号は高嶋屋です。
襲名の記者会見の際には
「おもだか屋から離れることは一切ございませんし、
師匠の弟子であることは一生変わりません。
おもだか屋の精神を、右團次の名前を通して
広く歌舞伎界に残していければ…」
と語っていらしたようです。
師である先代猿之助(現・猿翁)丈が
舞台を離れるようになってからは、
当代猿之助の舞台で共演したり、
あるいは一幕を任されたりということが
多かったようです。
「矢の根」や「高時」などの主演では
安定感がありました。
「右團次」の名は、
市川宗家預かりになっていたものだそうです。
それを考えると今後は、
海老蔵さんとの共演も増えるのかもしれません。
同じく、来年一月に襲名を控えているのが市川春猿さん。
新派に入団し、河合雪之丞と名を改めるそうです。
先に、おもだか屋から新派入りした
喜多村緑郎(前・市川月乃助)を追うような形での新派入団です。

喜多村緑郎襲名もそうでしたが、今回も突然の話に驚きです。
しかし、新派の大看板である水谷八重子さん、
波野久里子さんともに70代になった今、
実力のある二人を迎え、心強いことでしょう。
もう一人、今後の動向が気になる
おもだか屋の役者さんは、市川笑也さん。
今月は国立劇場の「仮名手本忠臣蔵 九段目」で、
大石の妻、お石をの大役を演じています。

これまでにも、染五郎さんの新作である
「東慶寺花だより」のおぎん、
幸四郎さんの「一谷嫩軍記」の玉織姫など、
おもだか屋を離れての出演が
目立つようになってきました。
若々しく楚々とした雰囲気と確かな芸で、
これからどのように活躍されるのか楽しみです。
1980年代に、先代市川猿之助のもと、
市川右近さんを座長として結成された
「二十一世紀歌舞伎組」。
時を経て、まさに21世紀の今、
師のもとで修行を重ねてきた彼らが
力を発揮するときがやって来たのかもしれません。
(当時のチラシより)

この写真…
前列左から、猿弥、笑也、信二郎(現・錦之助)、猿之助(現・猿翁)、
門之助、猿十郎(10年ほど前に亡くなってしまった)、春猿、
二列目には、猿三郎、寿猿、欣也、
三列目には、段之、猿四郎、笑三郎、段治郎(現・喜多村緑郎)、
といった方々が並んでいる。
右近さんはこの公演(巡業の「仮名手本忠臣蔵」)には出ていなかったよう。
息子のタケルくんが右近の名を襲名。
おめでたい襲名披露になりそうです。

市川右團次の名は、
上方の市川小團次から端を発するそうです。
もとは市川團十郎家の門弟だったことから、
定紋は三升、屋号は高嶋屋です。
襲名の記者会見の際には
「おもだか屋から離れることは一切ございませんし、
師匠の弟子であることは一生変わりません。
おもだか屋の精神を、右團次の名前を通して
広く歌舞伎界に残していければ…」
と語っていらしたようです。
師である先代猿之助(現・猿翁)丈が
舞台を離れるようになってからは、
当代猿之助の舞台で共演したり、
あるいは一幕を任されたりということが
多かったようです。
「矢の根」や「高時」などの主演では
安定感がありました。
「右團次」の名は、
市川宗家預かりになっていたものだそうです。
それを考えると今後は、
海老蔵さんとの共演も増えるのかもしれません。
同じく、来年一月に襲名を控えているのが市川春猿さん。
新派に入団し、河合雪之丞と名を改めるそうです。
先に、おもだか屋から新派入りした
喜多村緑郎(前・市川月乃助)を追うような形での新派入団です。

喜多村緑郎襲名もそうでしたが、今回も突然の話に驚きです。
しかし、新派の大看板である水谷八重子さん、
波野久里子さんともに70代になった今、
実力のある二人を迎え、心強いことでしょう。
もう一人、今後の動向が気になる
おもだか屋の役者さんは、市川笑也さん。
今月は国立劇場の「仮名手本忠臣蔵 九段目」で、
大石の妻、お石をの大役を演じています。

これまでにも、染五郎さんの新作である
「東慶寺花だより」のおぎん、
幸四郎さんの「一谷嫩軍記」の玉織姫など、
おもだか屋を離れての出演が
目立つようになってきました。
若々しく楚々とした雰囲気と確かな芸で、
これからどのように活躍されるのか楽しみです。
1980年代に、先代市川猿之助のもと、
市川右近さんを座長として結成された
「二十一世紀歌舞伎組」。
時を経て、まさに21世紀の今、
師のもとで修行を重ねてきた彼らが
力を発揮するときがやって来たのかもしれません。
(当時のチラシより)

この写真…
前列左から、猿弥、笑也、信二郎(現・錦之助)、猿之助(現・猿翁)、
門之助、猿十郎(10年ほど前に亡くなってしまった)、春猿、
二列目には、猿三郎、寿猿、欣也、
三列目には、段之、猿四郎、笑三郎、段治郎(現・喜多村緑郎)、
といった方々が並んでいる。
右近さんはこの公演(巡業の「仮名手本忠臣蔵」)には出ていなかったよう。