昨日の、歌舞伎座千穐楽。

「碇知盛」の最後は、
所作事「時鳥花有里」(ほととぎすはなあるさと)。
初めて聞く演目名でしたが、
やはり今回新しく作られたもののようです。

追われる身の義経に吉野へ向かうよう、
龍田の神女たちが神託を与えるという内容。
後の「狐忠信」へのつながりを持たせます。
舞台は桜一面、
上手に長唄、下手にお囃子が並び華やかな印象。
背景が倒れると、そのまま床になったり、
幕切れでは、舞台両脇の長唄お囃子を残して
中央だけ定式幕を引いたりなど、
目新しい演出もありました。
梅玉さんの義経、東蔵さんの従者。
染五郎さんの傀儡師実は龍田の明神。
魁春さん、笑三郎さん、春猿さんの白拍子実は龍田の神女。
染五郎さん以外は今月はこの一役のみのようで、
ぜいたくな配役です。
東蔵さんが踊られるのは、
とても珍しいように思います。
ずっと以前に「紅葉狩」の局田毎で見て以来かも。
魁春さんは最初、振袖に金冠姿で舞い、
「娘道成寺」を思わせました。
染五郎さんは、4枚のお面を使い分け、
義経、静、弁慶、知盛を踊り分ける。
染五郎さんの闊達さが 生きる
楽しい踊りでした。
染五郎さんの後見に、
猿四郎さんの姿がありました。
4枚のお面の受け渡し、
引き抜き、ぶっかえりと、お忙しそう。
他のお家のお弟子さんが後見をするのは
あまりないことではないでしょうか。
もっとも、いつも染五郎さんの踊りのときに
後見をなさる幸雀さんは、渡海屋から奥座敷まで、
出ずっぱりだったからでしょう。
…今日の観劇はここまで。
後の第二部、第三部に少し心を残しながら、
歌舞伎座を後にしました。
今月の筋書。

今日は千穐楽なのでもちろん写真入り。

今月は、出演俳優名にローマ字表記がついています。

今回だけの試みなのか、今月からずっとなのか。

「碇知盛」の最後は、
所作事「時鳥花有里」(ほととぎすはなあるさと)。
初めて聞く演目名でしたが、
やはり今回新しく作られたもののようです。

追われる身の義経に吉野へ向かうよう、
龍田の神女たちが神託を与えるという内容。
後の「狐忠信」へのつながりを持たせます。
舞台は桜一面、
上手に長唄、下手にお囃子が並び華やかな印象。
背景が倒れると、そのまま床になったり、
幕切れでは、舞台両脇の長唄お囃子を残して
中央だけ定式幕を引いたりなど、
目新しい演出もありました。
梅玉さんの義経、東蔵さんの従者。
染五郎さんの傀儡師実は龍田の明神。
魁春さん、笑三郎さん、春猿さんの白拍子実は龍田の神女。
染五郎さん以外は今月はこの一役のみのようで、
ぜいたくな配役です。
東蔵さんが踊られるのは、
とても珍しいように思います。
ずっと以前に「紅葉狩」の局田毎で見て以来かも。
魁春さんは最初、振袖に金冠姿で舞い、
「娘道成寺」を思わせました。
染五郎さんは、4枚のお面を使い分け、
義経、静、弁慶、知盛を踊り分ける。
染五郎さんの闊達さが 生きる
楽しい踊りでした。
染五郎さんの後見に、
猿四郎さんの姿がありました。
4枚のお面の受け渡し、
引き抜き、ぶっかえりと、お忙しそう。
他のお家のお弟子さんが後見をするのは
あまりないことではないでしょうか。
もっとも、いつも染五郎さんの踊りのときに
後見をなさる幸雀さんは、渡海屋から奥座敷まで、
出ずっぱりだったからでしょう。
…今日の観劇はここまで。
後の第二部、第三部に少し心を残しながら、
歌舞伎座を後にしました。
今月の筋書。

今日は千穐楽なのでもちろん写真入り。

今月は、出演俳優名にローマ字表記がついています。

今回だけの試みなのか、今月からずっとなのか。