昨日の日曜日は羽生市へ、
松竹大歌舞伎秋季公演の初日を見に行きました。

これまで秋季公演は、日にちと劇場の兼ね合いから
見に行ったことがありませんでしたが、今回は日曜日、
しかも聞き覚えのある地名「はにゅう」
…確か私の利用する電車の沿線…ということで
チケットを購入したのが8月でした。

公演日が近付き、改めて「はにゅう」ってどこ?と調べてみると、
私が聞き覚えていたのは、「はにゅう」ではなく「柳生(やぎゅう)」、
同じ東武線でも日光線と伊勢崎線との沿線違いでした。

「羽生」と聞いて思ったのは、
歌舞伎で上演される「かさね」の舞台、羽生村です。
しかしそちらは茨城県常総市羽生、鬼怒川の近くにあり、
9月の水害に見舞われたところです。

いろいろ調べて、今回の会場があるのは
「埼玉県羽生市」であることがようやくわかりました。
近くを流れているのは、鬼怒川ではなく利根川です。

電車の2度の乗り継ぎで行けることもわかりました。
この辺りは、県境が入りくんでいます。
私の住む栃木県から群馬県館林を経て、埼玉入りです。


前置きが長くなりました。
下調べのとおり羽生駅に到着。
駅前の商店街に沿って歩き、家並みが途絶えたところに
川が見えてきました。

葛西用水路と言い、江戸時代に整備されたもので、
東京都内まで続いているようです。

用水路沿いにしばらく歩くと、
今日の会場「羽生産業文化ホール」が見えてきました。
歩道橋の上から…

アーチ型の装飾が凝っています。

大劇場。

前から15列目の席なので、
よく見えないかとあまり期待しないでいました。
しかし、10列目ほどから傾斜がついており、
舞台がとても見やすかったです。

緞帳には、汽車とそれを見送る子どもたちが描かれています。

詳細はわからないのですが、
羽生駅ができて、汽車が最初に走ったときの様子なのかと思いました。

羽生駅は東武伊勢崎線の駅ですが、
秩父鉄道本線の始発駅でもあるようです。


羽生駅近くのお菓子屋さんで購入したおみやげ。


ちょっとした街歩き、楽しかったです。