まだ少し気が早いですが、国立劇場12月公演の話です。
国立劇場のホームページに、12月公演の情報が掲載されたのが、
夏前だったと思います。
演目は「東海道四谷怪談」、
出演は民谷伊右衛門に松本幸四郎さん、
お岩さま、小仏小平、佐藤与茂七に市川染五郎さん
ということは発表されていました。

それ以降、新しい情報が出ず、
どうなっているのだろうと気がかりでした。


先日ホームページを覗いてみると、
10月13日付で出演者が掲載されていました。


しかし配役はまだ…
妄想が膨らみます。

直助権兵衛は中村錦之助さんでしょう。
しかしそうなると、市川高麗蔵さんは?

按摩宅悦は坂東彌十郎さんなのか、
片岡亀蔵さんなのか…

お岩さまの妹お袖は中村米吉さん、
伊藤の孫娘お梅は坂東新悟さん、
この配役は逆でも行けそうです。

配役については、
たぶんあと半月ほどで情報が出るでしょうから、
予想との答え合わせを楽しみにしておきます。


「東海道四谷怪談」、怨み、憎しみ、色と欲など様々な感情が交錯し、
それらに翻弄されるお岩さまの哀れさ。
幽霊より生きている人間のほうが怖い…と思います。

「東海道四谷怪談」を12月に上演するのは珍しいです。
過去の上演記録では、ほとんどが6月から9月の夏の時期でした。
また、上演時間帯も夜の部がほとんどでした。

私はふだん、夜の部は観劇するチャンスがあまりなく、
しかもおどろおどろしい怪談話を見てから
夜道を帰宅するのもちょっと…というわけで、
「東海道四谷怪談」を劇場で見たことはほとんどありません。
(唯一、シアターコクーンでの「東海道四谷怪談」は見ています。
もちろん、昼間の公演です。)

今回は冬の昼間の公演、どんな感じになるのでしょう。