今日はもう23日、
今年の観劇記録、早く書き進めないと
今年が終わってしまいそうです。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
8月には楽しみにしていた
「四世中村雀右衛門 三回忌 追善舞踊会」がありました。

芝雀さんが鏡獅子を踊られると聞いて、ぜひ見に行きたいなと…
チケット申込みが後援会事務所のみだったので
やや敷居が高いなと思いましたが、思いきって申込みをしました。
ダメもとだったのですが、
上手より、前方のよい席のチケットを取っていただきました。

会場は国立劇場小劇場
大劇場に行くときには必ず前を通るものの、
入場するのは久しぶりでした。
ロビーには雀右衛門さんの写真が飾られていました。
雀右衛門さんの舞台は六十代の頃に
たくさん拝見することができました。
熊谷陣屋の相模、盛綱陣屋の篝火、千本桜の典侍局
一条大蔵譚の常磐御前、忠臣蔵の顔世御前、鏡山の尾上
また、恋飛脚大和往来の梅川、心中天網島の小春、
葛の葉子別れ、毛谷村のお園・・・
舞踊では、鷺娘、娘道成寺、紅葉狩、関の扉の小野小町姫
藤娘、吉野山、道行旅路の花聟のおかる・・・
どんな役でも美しく艶やかで、
独自の美意識をお持ちのようでした。
そして今考えると、姿かたちの美しさだけでなく、
役の性根をしっかりとらえて演じられていたからこそ
私たちを深く感動させてくれたのだと思います。
さて、この日の舞踊は、
まず、お弟子さんたちの舞踊
「廓三番叟」京紫 京純 京三郎
「現在道成寺」京蔵
「手習子」京妙
次に鼎談として、友右衛門さん芝雀さんの兄弟と松本幸四郎さんの対談。
雀右衛門さんの奥様は、先代幸四郎さんのごきょうだいのため、
友右衛門さん芝雀さんと幸四郎さん吉右衛門さんはいとこに当たるようです。
素顔でお話しされる幸四郎さんは初めてでしたが、
飄々とした面白い方だと思いました。
次に舞踊「吉野山」
廣太郎、廣松兄弟の踊り
歌舞伎の舞台では普通竹本・清元掛け合いですが、
今日は清元のみの演奏。
二人とも全く物怖じした風がなく、堂々と踊っているように見えました。
これまでに見た多分最も若い世代での「吉野山」でした。
「鐘の岬」
荻江節の舞踊。
歌詞はほぼ「京鹿子娘道成寺」をなぞっているように聞こえました。
普段立役の比重が大きい友右衛門さんが、
今回はお父様の追善ということで、あえて女形舞踊に挑まれたようです。
「春興鏡獅子」
振りのひとつひとつを丁寧に踊っていらっしゃいました。
女形さんらしい踊りだと思いました。
しかし、獅子になってからは思いがけなく力強い踊りでした。
・・・芝雀さんの雀右衛門襲名、近い将来あるのでしょうか。
楽しみです。
今年の観劇記録、早く書き進めないと
今年が終わってしまいそうです。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
8月には楽しみにしていた
「四世中村雀右衛門 三回忌 追善舞踊会」がありました。

芝雀さんが鏡獅子を踊られると聞いて、ぜひ見に行きたいなと…
チケット申込みが後援会事務所のみだったので
やや敷居が高いなと思いましたが、思いきって申込みをしました。
ダメもとだったのですが、
上手より、前方のよい席のチケットを取っていただきました。

会場は国立劇場小劇場
大劇場に行くときには必ず前を通るものの、
入場するのは久しぶりでした。
ロビーには雀右衛門さんの写真が飾られていました。
雀右衛門さんの舞台は六十代の頃に
たくさん拝見することができました。
熊谷陣屋の相模、盛綱陣屋の篝火、千本桜の典侍局
一条大蔵譚の常磐御前、忠臣蔵の顔世御前、鏡山の尾上
また、恋飛脚大和往来の梅川、心中天網島の小春、
葛の葉子別れ、毛谷村のお園・・・
舞踊では、鷺娘、娘道成寺、紅葉狩、関の扉の小野小町姫
藤娘、吉野山、道行旅路の花聟のおかる・・・
どんな役でも美しく艶やかで、
独自の美意識をお持ちのようでした。
そして今考えると、姿かたちの美しさだけでなく、
役の性根をしっかりとらえて演じられていたからこそ
私たちを深く感動させてくれたのだと思います。
さて、この日の舞踊は、
まず、お弟子さんたちの舞踊
「廓三番叟」京紫 京純 京三郎
「現在道成寺」京蔵
「手習子」京妙
次に鼎談として、友右衛門さん芝雀さんの兄弟と松本幸四郎さんの対談。
雀右衛門さんの奥様は、先代幸四郎さんのごきょうだいのため、
友右衛門さん芝雀さんと幸四郎さん吉右衛門さんはいとこに当たるようです。
素顔でお話しされる幸四郎さんは初めてでしたが、
飄々とした面白い方だと思いました。
次に舞踊「吉野山」
廣太郎、廣松兄弟の踊り
歌舞伎の舞台では普通竹本・清元掛け合いですが、
今日は清元のみの演奏。
二人とも全く物怖じした風がなく、堂々と踊っているように見えました。
これまでに見た多分最も若い世代での「吉野山」でした。
「鐘の岬」
荻江節の舞踊。
歌詞はほぼ「京鹿子娘道成寺」をなぞっているように聞こえました。
普段立役の比重が大きい友右衛門さんが、
今回はお父様の追善ということで、あえて女形舞踊に挑まれたようです。
「春興鏡獅子」
振りのひとつひとつを丁寧に踊っていらっしゃいました。
女形さんらしい踊りだと思いました。
しかし、獅子になってからは思いがけなく力強い踊りでした。
・・・芝雀さんの雀右衛門襲名、近い将来あるのでしょうか。
楽しみです。