先日カタクリを見に行った帰り道、
各務原市に差し掛かり、
貞照寺前の信号機交差点でふと気が付いた。
何日か前にこの寺の鐘突き堂が、
火事で焼失というニュースがテレビ新聞で流れたのだった。
このお寺は以前NHK 大河ドラマで、
見たことを思い出したから、
さっそくお寺へ立ち寄ってみることにした。
この貞照寺というお寺は、
日本初の女優川上貞奴が私費を投じて建てたお寺で、
昭和60年NHKの大河ドラマ「春の波涛」で、
その女優の生涯を描かれた中にも出てきたお寺だった。
放送当時は付近の畑なども臨時駐車場となって、
観光バスなどがいっぱいやってきたのだった。
焼失する前はこんな鐘楼が建っていたようだ。
(この画像はネットから借用)
そんなお寺の鐘楼が燃えた所へ行くと、
火事のあとには土台の石組だけが残り、
周りの周りの庭木の葉っぱが焼けただれた状態だった。
本堂の欄間には恵那市大井町の木曽川に築かれている、
現大井ダムダムの姿が彫刻されているのは知っていたので、
その欄間下へ行ってみると、
あったダムが彫られた欄間が。
そしてその下の説明文には、
ダムを築いた電力王福沢桃介のことが書かれていて、
後に夫となる「オッペケぺー節」の、
川上音二郎や貞奴との、
関りもうかがえるのだった。
お寺の裏手には貞奴のお墓が築かれているのだった。