初めましての方は下のリンクをご覧ください。
「生涯年収は3億円」というフレーズがひと昔前にはありました。
その根拠はどこから来たのでしょうか。
国のデータなどを調べてもらえば分かりますが、簡単に言うと世代別の平均給与を年数分足していくと、60歳までの給与が約2.5億円。
これに退職金の平均額2000万円を足して2.7億円となります。
この計算方法で行うと、リーマンショック以前の2000年代は約3億円ということになるようです。
上の計算はちょっと考えれば、下の理由から私たちがライフプランを立てるには使えないことが分かりますね。
1)平均値を使っていること
こちらの記事でも書きましたが平均給与には一部の高額所得者が含まれており、実態を反映していません。
20歳~60歳まで40年働いたとして、2.5億円を割ると平均年収が625万円必要です。
年収の中央値は約350万円なので、大きく乖離しています。
2)手取りでは無く、給与額を使っていること
上のデータでは税金や社会保険料などを加味していないため、手取り額との差があります。
皆さんがライフプランを立てるには、使えないデータだと考えましょう。
税金は所得税や住民税、社会保険料は厚生年金や健康保険などがありますが、
手取りは約20%程下がります。
3)経済の変動を加味せず、現時点のデータを使っていること
現在の20歳の人が60歳になった時に退職金は2000万円もらえるでしょうか。
日本の退職金制度は勤続年数や年齢を重視しているため、途中で転職してしまうと大きく目減りしてしまいます。
給与も同様で、現時点の40代、50代の金額を使っています。
後ほど計算しますが、昇給が見込めないと大きく変わってしまいます。
ざっくりとですが、下記のモデルケース元に生涯年収を計算してみましょう。
モデル:30歳、男性、既婚、年収420万(月給30万円+ボーナス60万円)
昇給率:30歳~45歳まで1.5%,45歳~60歳まで1%
大卒、22歳~30歳の年収350万(月給25万円+ボーナス50万円)
手取り額は給与の80%
生涯賃金(手取り額):~30歳まで:280万×9年=2,520万円
31歳~60歳まで:約12,800万円
退職金:830万円
合計:16,150万円(1.6億円)
税金は所得が上がると多くなるので、かなり荒い計算ですが、約半分になってしまいました。
ちなみに上の計算では、40歳で年収490万円、50歳で年収550万円となっています。
皆さんの昇給と比較して、参考にして頂ければと思います。
生涯年収は一人一人違いますので、以下のURLで個別に生涯年収をココナラというサイトで計算するお手伝いをしています。自分の生涯年収が気になる人はアクセスしてみて下さい。
ココナラ:https://coconala.com/services/440625