こんばんは。
今日は早く仕事が終わり早めの帰宅(^-^)
そのおかげで久しぶりの方に会えました!!
熊本地震で、私の親戚も多く被災しました。
一番心配だったのが、私の祖母の妹の92歳のおばちゃん(おばあちゃんだけど、昔からおばちゃんって呼んでる方)は熊本市内で一人暮らし。
耳が遠くなってほとんど聞こえない。
1回目の地震の時はお風呂に入っていたそうです。
92歳の一人暮らしを心配してご近所の仲良しの方がすぐに様子を見に来てくれたようですが大丈夫。
問題は2回目の本震となった地震。
寝ていたようです。
昔ながらのおっきな重たいタンスがあと一歩間違ってたら直撃だったようです。
家はもう住める状況ではありません。
屋根瓦は落ち、窓ガラスは割れ、家はぐちゃぐちゃ、いつ壊れるか。。。
そして、92歳の小さなおばちゃんには重なったタンスをどける力はなく、また心配してすぐに見に来てくれたご近所さん達に救出されたようです。
その日はご近所さんの家で過ごしました。
幸い周りの人達に恵まれているとおばちゃんは言ってました。
家族は?
息子2人は関西にいます。
一緒に住む話をしても、ずっと住んでる熊本を離れたくないと関西に行くことはないと言っていたようです。
でも…。
本音は違う。
今回の地震で、奈良から家族が迎えに来ました。
息子「家が住める状況にないし、奈良で一緒に住もう。」
おばちゃん。。。
嬉しかったようです。
年寄りと一緒に暮らすのは可哀想。
これから面倒かけるかも。
だったら1人で熊本でいよう。
そう思っていたようです。
でも。
本音は息子やお嫁さんや孫やひ孫のいる所で一緒に暮らしたい。
ぽろっと。
『みんなと一緒で嬉しい。
これで1人じゃなくなる。
死ぬ時は1人と思ってた。
本当にありがたい。』
と言っていました。
被災して、家がなくなり、初めての避難所生活をし、それでも地震がきっかけで家族と一緒に暮らせる。
自分は幸せだと言ってました。
熊本から奈良まで帰る途中、急遽我が家に寄ってくれました。
慌てて、貰ってたタケノコで筍ご飯を炊き、卵焼きとお味噌汁。
あったかいものを震災以降初めて食べたようです。
お風呂もまだ入ってないから臭くない?と心配してました。
不謹慎だとは思うけど、おばちゃんにとってみたらこの震災がきっかけで家族と住めるようになったひとつのきっかけ。
強がって、みんなに迷惑かけちゃダメだと言えなかった本音。
これから住む所に知ってる友達はいないけど家族がいる。
なんだかおばちゃんは幸せそうでした。
複雑だけど、よかったねって涙が出た。
自分の息子とお嫁さんと3人で帰るおばちゃんは幸せそうだった。
家族で一緒に暮らせてる当たり前の毎日が続いてることに、あらためて感謝です。