暮れになるとテレビ・ラジオいろいろな処からベートーベン第九交響曲を聴き何の疑いもなく一年の終わりを迎えていました。
今年は兵庫芸文センター開館20周年、最後の演奏会で佐渡裕さん指揮による 第九を聴く機会を得ました。
ライブで聴く第九は想像以上のもので佐渡さんの指揮棒の指す方から 湧き上がる音がやがて一つの大きな音のうねりとなって 満席の会場を非日常の世界へと導きます。
指揮者の佐渡さんも天上からの何か 目に見えない糸に操られた様に見えました。
心の平安・地上の平和を願うこの演目は今の世界に響いて欲しいと思いました。
アンコールで演奏した「すみれの花咲く頃」は 子供の頃 目覚めの時 大人が「おめざ」と口に入れてくれたチョコレートの甘さの様に現実に引き戻されました。外に出ると忙しい年末の夕暮れの街でした。
花材 ・スイートピー ・ブルースター ・モカラ ・デルヒニユゥム ・アレカヤシ
花器 ・ブルー ガラス花瓶

