万博最終日の10/13日は 予想通りの京都の混雑でしたが 昼過ぎに到着した萬福寺の境内は 剪定中の松の枝の香りと静寂の中に 私を迎えてくれました。

 三門を通り進んで行くと 大きなお腹の布袋様が迎えてくれ、一気に隠元禅師創建のこのお寺に満ちる大陸の風を感じるものでした。法堂の前で 楊 進理事長を中心に 近畿地方の人々との太極拳の演舞は心洗われるものでした。

 

 希望者で頂いた普茶料理は、三百年以上の伝統を誇る禅宗の精進料理とのこと。私の予想に反してその食材は 私たちが普段食する物ばかり、工夫と素晴らしい味覚で美味に調理した物でした。

 2-3の物は我が家の食卓に真似出来そうなものもありそうです。

 

 楊進理事長と各地から集まった人々との交流も楽しく、心と味覚の幸せを大いに感じる貴重な秋の一日でした。

 

 花材 ・オリエンタルリリー ・リンドウ ・すすき ・エンコウ杉 ・ケイトウ

 花器 ・アンテイーク 塗桶

 タペストリー ・藍師 外山 正  作