所用で通りかかったマンション敷地内の公園で、楠の大木の剪定が行われていました。

艶のある葉が付いた大小の枝を、クレーンの先のゴンドラの人が 地上に大きな音と共に切り落としています。

 その梢の先を見上げると、2年前まで亡き妹が住んでいたマンションのベランダから見下ろしていた公園の中の木の一本であることに気づきました。

妹の部屋から見下ろす,この公園の景色を私たちは 朝夕眺めてとても気に入っていました。

 作業中の人に、お願いして一本の枝を頂きその艶やかな葉を思い出と共に眺めています。

 

 花材 ・楠木の枝 ・菊

 花器 ・砥部焼 染付器