金沢の兼六園近くから、タクシーで15分程登った所に 卯辰山紅葉谷があります。
この場所は、かつて秀吉が出したキリスト教禁止令によって長崎浦上に住んでいたキリスト教徒の私の先祖が改宗しなかった為 監禁の身になっていたと聞いています。
当時の卯辰山は、藩のお狩場や御用窯があった場所で かなりの山だったことが想像されます。自動車道から下った小さな道は、石段が整備され周りは雑木に囲まれ道の途中には「熊出没注意」と言う注意書きもありました。
5分程下ると、少し開けた場所があり「長崎キリスト教徒殉教の地」と書かれた石碑が立っています。
この石碑はカトリック金沢教会によって建てられ、その教会聖堂の前には大名の座を捨て 前田家にお預けとなり信仰に生きた「高山右近像」が建っています。右手に聖書 左手で天を指す姿は 信仰心の凄さを今に伝えています。
その後、キリスト教が解禁になり 命を永らえた我が家の一族も 大阪から海路で長崎浦上に帰る事が出来たとのことです。
時の流れに翻弄されながらも、人は命をつないで行くものだと思いました。
前回は、妹と訪れ 今回は夫と訪れたこの紅葉谷、何事も無かった様に当時と変わらぬ 紅葉の時期を迎えるのでしょう。
石碑の前に置かれた、小さな献花はどなたか ゆかりの人でしょうか。私も手を合わせて帰路に着きました。
花材 ・きいちご ・にしき木 ・トルコ桔梗 ・菊
花器 ・ステンドグラス花器



カトリック金沢教会

