首里城炎上の記憶も生々しい 11月の初旬に、兵庫県立芸術文化センターで 上演の「琉球芸能」を観ることになりました。
以前から、琉球の芸能には興味がありましたが 琉球と大和の交流から生まれた「組踊り」が初演から三百年を迎えるに当たっての全国ツアーを心待ちにしていました。

 「組踊 執心鐘入」と言う演目は、そのあらすじも所作も「お能」を下敷きにしている様ですが 衣装は琉球紅型の色鮮やかさの中にも 深みを感じるものでした。
沖縄は、その王国時代から今に至るまで 多くの苦渋を潜り抜けて来た 歴史があるためでしょうか その風や香りがとてもピュアで明るいにも関わらず 私の心の琴線の寂しさや悲しみに響くようです。この全国公演中に、首里城の焼失があり にも関わらず懸命に踊りに集中している 団員の方々の誇り高い 心の強さに敬服しました。
 
 花材 ・ガーベラ ・スプレーカーネーション ・カスミ草 ・コウモリ蘭
 花器 ・抱瓶 金城次郎作