先日、六甲山に登った夫が 雉の羽を持ち帰りました。頂上近くの山道で、散ばっていたのと事。
羽先が少し乱れてて、何か不穏なものを漂わせていました。
 多分、野生動物に襲われた 若い雉の羽の様だと・・・その羽は、人がデザインする色や形からは程遠い 緻密な美しさを見せています。
一見、長閑に見える六甲の山々にも 厳しい自然の葛藤があるのだと思いました。

 人間の様に、いろいろな感情を持って 他を傷つけることはなく 自然の生き物はその命を繋ぐために 時には惨いことをします。
それは自然の摂理でしょう。
 もう羽ばたくことも無い、若々しい羽根は籠に生けた秋草の中で 異色を放っています。

 花材 ・小菊 ・雪やなぎ ・ストック
 花器 ・民芸 竹籠