椿の花の記憶を辿ってみると、小学校低学年の頃です。当時、古い庭のある家に住んでいて 縁側の近くに かなり大きな一重の 紅椿の木がありました。木肌が、ツルツルとして美しく 散った花が木の下に 輪になっていたのを思い出します。
 四月生まれの私の誕生日は、いつも国民の祭日。人が集まってきて 食事をするのが好きだった母は 気候の良い この日に知人や親戚を呼んで 私の誕生会と称して 食事会をしていました。音信が途絶えて久しい、同じ年の従妹と手を繋いで 写った集合写真の庭にも きっと名残の椿が咲いていた筈です。

 数ある花の中でも、トップスリーに入る位の好きな花は 椿です。岡山に住む事になって40年、庭に十数種の 大小の椿の木を植えてきました。12月頃から蕾をつけ始め、次々と花を咲かせてきました。いよいよ、今年の椿とも お別れ、 多種生けや 一種生けをして 終わりに近い椿の春を 楽しみました。

 花材 ・椿 五種 
 花器 ・創作ガラス 花器





 花材 ・玉の浦
 花器 ・掛け花用 籠 (銘・奴)



 花材 ・椿 二種
 花器 ・益子焼 花瓶