コワい話10 当時の彼の回想

 

こんばんは!

見にきてくれてありがとう✨

たけこです。

 

このお話は、知人から聞いた実際にあったお話を書いています。

(個人を特定できないくらいの加工はありますがほぼ実話です)

不定期の深夜にひっそりと自分用のメモとして

ちょっとビックリなお話を共有させていただいておりますので

ご興味のない方は読み飛ばしていただければ幸いです。

 

前話からのお話の概要

Yちゃんは、とある病院の秘書です。同じ病院にいた特に相手にもしていなかった

ヅラ山さんという看護師さんに201x年から202x年までつきまといを受けています。

ヅラ山ばすみ看護師さんという彼女には噂では院内にA先生という不倫相手がおり

どうやらフラれた頃にYちゃんが入職したため、勘違いからつきまといを受けているのではないかと

病院の職員の間では周知の事実となっていきます。

何故かというと、前話コワい話9で、同じようにA先生が理由ではないか?という

つきまといを受けていた看護師Dさんとライブに参加し情報を得たことから

DさんとYちゃんの中ではある仮説ができます。

 

その仮説については、このブログを書き始めた理由を最終回に述べますので

検証させていただきたいと思います。

(※ヅラ山さんへの悪口ブログではなく、つきまといを行う人やつきまといを

受けている人への心的対処の助けになればと思ってメモしております。)

 

今日は、Yちゃんの元カレと202x年、再会した時のお話になります。

 

駅から、待ち合わせ場所の病院までバスで移動する

Yちゃん。

 

♪車内アナウンス

 

「次は~終点~おサル山市立病院前~お降りの方は~」

 

Yちゃん

「あ、ここだ。降りなきゃ。」

 

元カレ

手を振ってこちらを見ている。

 

Yちゃん

バスから降りながら

「元カレくん、久しぶり!元気だった?」

 

元カレ

「意外と。(笑)」

 

Yちゃん

「急に、どうしたの?」

 

元カレ

「いや、研修会でおサル山市立病院に来る事があったから

久しぶりにカフェでもと思って」

 

Yちゃん

「とりあえず、入ろう」

 

元カレとYちゃんは、Yちゃんの暮らす、ちょっと大きめな都市である

おサル山市の市立病院院内カフェへ入って行きました。

 

元カレ

「Yちゃん、早速なんだけど、まだヅラ山につきまとわれてるんだって?」

 

Yちゃん

「そうなのよ。今乗ってきたおサル山市立病院行きバスもさ、

通勤に使っていたんだけれど、ヅラ山さんが、通勤中ずーっと

往復してくるから……。」

 

元カレ

「???。いきなり話が…。ごめん、何言ってるかわからない。」

 

Yちゃんは話はじめました。

 

Yちゃん

「あなたがこの街を去ったあと、私は関連病院に異動になったでしょ?

その間も、ずーっとヅラ山さんにつきまとわれていて、関連病院や近所の

スーパーにも出てくる始末で、間に、ヅラ山さんも結婚したり、病気になったり

ライフイベントはたくさんあったようなんだけれどね。」

 

元カレ

「師長から警告してもらって、さらに警察に介入してもらった話は聞いたけれど

それでもダメだったの?携帯も変えたじゃん!」

「てか、バスの往復って?」

 

Yちゃん

「そうなのよ。数年前の話だけれど、私の通院する医院に、ヅラ山さんがある日看護服着ていてね…。」

 

元カレ

「はぁあああああ???」

 

Yちゃん

「その日から、無言の非通知がまた来たの。」

どうやらヅラ山さんはYちゃんの病院を退職して派遣ナースをしていたようです。

何故、Yちゃんのかかりつけ医院に彼女が居たのかは、今も謎だそうです。

「バスの件は、おサル山市立病院行きのバスの折り返しのおサル山営業所から

往復して乗ってるのよ。朝6時過ぎから8時過ぎの間、ずーっと往復折り返し……。」

どうやらヅラ山さんは無職のようで、Yちゃんが見かけるときには

看護師さんが普通しないような派手なマニキュアをしているそうです。

 

元カレ

「警察には?」

 

Yちゃん

「もちろん警察にも報告してるし、ヅラ山家にも電話でクレーム入れたのよ」

 

元カレ

「ヅラ山さんの家族はなんて?」

 

Yちゃん

「ばすみは今もあなたと同じ病院のお仕事していて

忙しいのであなたをつきまとうことはありません。」

だって。

 

元カレ

「どんな感じの人?」

 

Yちゃん

「なんか、威圧的?な人だった。

私が嘘ついてるような言い分だったから

言うだけ言わせておいて、

いや、ばすみさん、うちの病院退職してますよね?

っていったら無言になった。」

 

元カレ

「なんだそりゃ?」

 

Yちゃん

「ところで、前にさ、新幹線でもついてくるよ。ヅラ山さんはって言ってたじゃん」

 

元カレ

「いや、多分、新幹線で通って来たと思う。」

 

Yちゃん

「なんで?なんで?その根拠は?」

 

元カレ

「それがさぁ……。当時こんな事があって……。」

 

元カレの回想

 

病院の超エライ先生

「先生、最近どう?絶好調?」

 

元カレ

「僕はボチボチなのですが、ちょっと心配な事がありまして」

 

病院の超エライ先生

「なんだい?」

 

元カレ

「いや、僕のことではなく、事務の方の事で…」

 

病院の超エライ先生

「事務の?」

 

元カレ

「そうなんです。ヅラ山さんに、ストーカーされてる人がいるらしく…。

それが…。」

 

病院の超エライ先生

「あはは、あの、ド派手な方か。前にもなんか問題起こしてたよな。病棟に馴染めてないようだね。」

 

元カレ

「え?そんな問題ある人なんですか??」

 

病院の超エライ先生

「詳しくは言えないんだが…。

僕から婦長に言っておくよ。で、誰につきまとってるんだい?まあ、最近のヅラ山さんの服装見たら、まあ秘書のYさんあたりかな?と思ってたけど…。」

 

元カレ

「エライ先生さすが!!!」

 

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後日

 

病院の超エライ先生

「先生、婦長には行っておいたよ。とりあえず様子を見て、危ないようならYちゃんには悪いが関連病院に異動してもらう。」

 

元カレ

「え?なんで?Yちゃん全然悪くないじゃないですか!?それ、僕、全然っ納得行かないです!やっぱりA先生がなんか関係してるんですか!!?」

 

病院の超エライ先生

「医者の交友関係までは把握出来ないからなぁ。今回の件に、もしYちゃんに非があるとすれば、彼女が、誰にでも優しいって事になるかな。」

「それと、ヅラ山がYちゃんに執着する理由には、ヅラ山が孤独な人物で(嫌われるタイプだと言う事もあり)誰にでも繋がれるYちゃんの人柄に嫉妬し、ストーカーにありがちな、『この人格を支配し、乗っ取るために、行動を監視し真似する!』という心理が働いていると感じるんだ。だから、一度、彼女達に距離を作った方がいい。」

 

元カレ

コワっ。でも、Yちゃんの異動は納得行かないです!」

 

病院の超エライ先生

「もし、仮にA先生が、ヅラ山さんを振ったとして、あのプライドの高い女が、振られた事を認めるだろうか?」

「ヅラ山さんは、自分の人格の未熟さを顧みて改善するより、全て、他人のせいにして生きるほうが楽なんだ。」

 

元カレ

「そんな…じゃあ、Yちゃんは、これからヅラ山さんに新しい彼が出きるまでつきまとわれるって事になるのですか?」

 

病院の超エライ先生

「そうなって、つきまとわれなくなるのを願うばかりだがなぁ」

 

元カレ

「…じゃあ、ヅラ山さんが、プライベートで満足しない期間に、Yちゃんをストーカーして、Yちゃんごっこをする事で、自分を満たすって事ですよね?それって、何かの精神疾患にならないんですかね?そんな不安定な人格に、看護師やらせて大丈夫なんですか?!」

 

病院の超エライ先生

「採用したのは看護部だからなぁ。僕でも看護部には文句言えないのよ。Yちゃんは運が悪かったと思って、少しヅラ山からは離れた方がいい。」

 

元カレ

「…」

 

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元カレ

「そんなことがあってさ。」

「だから、Yちゃんになるためには、新幹線で来たと思う。ヅラ山さんは。」

 

Yちゃんは

病院の超エライ先生は、だから、あの年の新年会で、あんな事を聞いて来たのか。あの時、エライ先生に看護部に話を通してもらっていればヅラ山に早めに最初のダメージを喰らわせられたかも…と考えていました。

 

Yちゃん

「そんな心配してくれてたんだね、あなたもエライ先生も。本当にありがとうね。」

 

元カレ

「結局何も出来なかったけどさ」

 

Yちゃん

「気持ちだけでうれしいよ。あれから10年、ヅラ山さんは、A先生と別な人と結婚しても、何をしても、私の真似しても、真似しても、乗っ取れないから狂ったのかなぁ。彼女の妄想の中でマウント取ったつもりでいたけど、私に何も勝ててないっていうか……。(苦笑)

噂に聞いたんだけどね、病気で休職して、結婚して、離婚したらしいよ?そして、病院やめた?たらしい」

 

元カレ

「ヅラ山さんが病院やめるって相当だよね。」

 

Yちゃん

「事実上クビとは聞いてるけど。

実はさ、私、ヅラ山につきまとわれるのは、ウザイけどどうでもいいんだよね」

 

元カレ

「どういうこと!!?」

 

 

続きます