こんばんは!

見にきてくれてありがとう✨

たけこです。

このお話は、お友達のお友達から聞いている

実際にあったお話を基に書いております。

(個人を特定出来ないくらいの加工はありますがほぼ実話です)

 

不定期の深夜に、自分用のメモとして公開しており

ご興味のない方は本当に申し訳ございません。

読み飛ばしていただければ幸いです。

 

コワい話9 ヅラ山さん3(Dさんの回想)

 

前話までのお話の概要

Yちゃんはある病院の秘書で、ある日、お届け物を届けに行き

そこで感じ悪ーい看護師さんに理不尽に怒鳴られます。

メンタル最強のYちゃんは、特に相手にもしていませんでした。

ある日友人とお出かけしたYちゃんは、待ち合わせ先のカフェに

これからファッションショーですか???

というド派手な服のオカッパの女性に出くわします。

その日から(その以前からつきまとわれていたのかもしれませんが…)

Yちゃんの周囲に、Yちゃんと同じような恰好の女性が友人の前に現れたり

携帯に非通知の着信があったり、職場に無言電話が来たり

Yちゃんと同じ苗字の親戚の家に非通知の無言電話が入ったり謎の出来事が増えて行きます。

困ったことに、どうやらYちゃんにつきまとったり

服装を真似ているのは、Yちゃんを怒鳴りつけた看護師さんのようなのです。

そこで、Yちゃんは、関係があるかは確定ではありませんが新年会の日、

ヅラ山さんというつきまとう女と不倫関係だったという、

A先生に直接、抗議しようとし、うまくかわされてしまいます。

そして、Yちゃんは、A先生のヅラ山さんに対しての反応にモヤモヤしながら

彼は、何かを隠しているか、何かを知っている……。と感じたそうです。

後日、当時の彼にその話をしたら、

「知らないわけないだろ!一緒のチームで働いていたのに!」「てか、めちゃくちゃ怪しい!!」

と怒っていたそうです。

また、ヅラ山は、自分のミスを平気で他人に擦り付けるような

人物であるということも知ります。

Yちゃんは

「つきまといを止めさせるのは正攻法では上手く行かなさそう」と考えたそうです。

そしてヅラ山氏は「今日、病院にドレスで出勤してたよ(爆笑)」

と職場の看護師さんが話すのを聞いて

職場にドレス…。カフェに毛皮に網タイツもあり得ると思い、やっぱり、私は付き纏われていると確信します。

 

 

新年会で同席した事務員Mちゃんと看護師Cさんは、

「前にさ、A先生お気に入りの看護師さんがいて

その人にもおんなじ事してたよ。」

「その人は、A先生と全然関係ない高校の同級生と結婚して辞めちゃって」

「つきまといの頻度は減ったらしい

ということを話しながら詳しく思い出し、

以前ヅラ山につきまとわれたそのD看護師さんにYちゃんと

会わせてもらうセッティングをしてもらっていました。

 

気になる、新年会以降、それからの毎日ですが、

Yちゃんの出勤時間や退勤時間に

・Yちゃんの異動先の関連病院・最寄り駅・Yちゃんの友人たちの周囲

・Yちゃんの地元(特急列車を乗り継ぐ距離)・Yちゃん行きつけのお店やデパート

に頻繁にヅラ山が現れます。

また、事態を重く見た経営陣に勧められ、そして、多忙な職員に迷惑をかけたくない

というYちゃんの希望でYちゃんは関連病院に極秘で異動することになりますが

 

異動先の病院までの往復のバスや電車でヅラ山さんに待ち伏せされ、

病院の防犯カメラに、日に何度も受付もせずホールを往復する

ヅラ山さんが写っていたとが経営者会議で問題になってしまいます。

 

そして、ヅラ山さんは付き纏いのためなのか

深夜勤を積極的に、周囲の看護師さんと交代しており、しばしば遅刻早退を繰り返し

シフトも組みにくく、勤務表担当の主任看護師さん泣かせだったとのこと。

 

 

同時進行に

Yちゃんは最愛のおじいちゃんの容態が悪く

彼との別れを選択することになります。

 

そんな時、Yちゃんを元気付けようと

MちゃんとCさんが、

Dさんとのライブ行きをセッティングしてくれました。

 

 

看護師Dさんの回想

 

新年会のあった201x年の初夏

 

とあるライブハウス

 

Dさん

「Yさん、待ちました?」

 

Yちゃん

「今着きました!カッコイイライブハウスですね!」

 

Dさん

「Yさん、ジャズ好きだって聞いて、カフェよりこっちの方がヅラ山も来ないと思って(笑)」

 

Yちゃん

「ジャズ大好きです!!!ありがとうございます。

えぇっ?!、てか、まだつけられてるんですか!?」

「私にも相当な頻度でついてきてますけど…。

確かに勤務時間違いますもんね。私たち…。」

 

Dさん

「Yさんは事務の方の出勤時間ですもんね。私たちは変則なので…。」

「あ、けど、実は郊外に家を建ててるんですよ。

まだ、たまにボチボチ現れるので…。旦那も心配して。

あとはクルマを購入したら、通勤はもう絶対会わないから大丈夫です!」

 

Yちゃん

「てか、あのー、ヅラ山ばすみさんって方、一体何なんですか?」

 

Dさん

 

「噂ですよ。あくまで…」

といいながら、話はじめたDさん。

(注:ここからの回想は、人づてに聞いたお話なので、

もしかしたら実話ではないかもしれませんおとぎ話的になります。)

 

YちゃんはDさんとライブで盛り上がりながら

ヅラ山さんの話を聞いたそうです。

 

Dさんの回想

 

ヅラ山ばすみ氏は、Yちゃんが入職する数年前に現在の病棟に異動して来たそう。

プライドが高いため、自分の間違いを謝る事が出来ず、周囲から完全に孤立していたそうです。

見るに見かねたチームリーダーのA先生が、ばすみさんに積極的に声をかけ、チームで上手く彼女が働けるよう手助けしていたとのこと。

 

彼女がチームに慣れたと思われる頃、Dさんが関連病院から異動して来ました。

 

そしてDさんの恐怖体験が始まります。

 

Dさんの歓迎会

 

一同

「Dさんよろしくお願いいたします♪カンパーイ!!」

 

Dさん

「こちらこそよろしくお願いいたします!」

 

人の気配を感じ、隣を見ると……。

 

じーっと、Dさんを横からのぞき込む

ロングスリット!?ド派手なチャイナドレス叫び

ヅラ山氏の顔がありました。

 

Dさん

(ヒィッ!なんか距離おかしくない?!!この人!)

「えっと…。すみません。入職したばかりで、ごめんなさい。

お名前を存じ上げないもので……。よろしくお願いいたします。」

 

Dさんの歓迎会に、ヅラ山ばすみ氏が早速、急接近して来ました。

(てか、距離感……。汗)

 

ヅラ山ばすみ(以下ばすみ)

(名前を知らないと言われて、ムッとしたのか、不機嫌そうに)

「ヅラ山ばすみと申します。Dさん、よろしくお願いします。」

 

Dさん

「ばすみさん、こちらこそよろしくお願いいたします。

いろいろ教えてくださいね♪こちらの病棟ってどんな雰囲気ですか?」

 

ばすみ

(じーっと、Dさんをみながら、相変わらず不機嫌そうに)

「つまんない職場ですよ…。婦長は無能だしー、主任は仕事できないし……。」

と職場の方の悪口をいきなり話始めたそうです。

Dさん

「!?!?」

逃げようとするDさんを捕まえて、さらに

「私って、孤独な女なんです。家族とも疎遠で、親戚とは一切付き合いをしていないんです。」

 

Dさん

「そうなんですね…ご苦労されたのですね…」

無難な回答を繰り返しながら、

なんで、病棟の雰囲気の話が、人生相談になるんだ?コイツ大丈夫か?

と、Dさんの中で一気に危険人物アラームが鳴ります。

 

この時点で、距離感や彼女の雰囲気から

Dさんはかなり恐怖だったそうです……。

 

ばすみ

「そうなんですよ!!わかってくれて嬉しいです!」

「うちの実家の両親は、なんでも押しつけばかりで、ばすみの事なんて大事に思ってなくて…」

以下30分以上身の上話を話続けるばすみ看護師。

Dさんは、いやー、久しぶりにヤバイヤツ来たな…。

てか、誰も助けてくれない…。と途方に暮れていたところ……。

 

と、突然、

 

「あ、私、帰ります!!!!!」

 

Dさん

「あっ、そうですか、お気をつけて…」(良かったぁ!!!!涙目)

 

ヅラ山ばすみ看護師はDさんの言葉を無視し

A先生に駆け寄ります。

 

「A先生、酔いつぶれちゃったんですかぁ?

(※めっちゃテンション高め)

「仕方ないなぁ、ばすみも帰るから一緒に帰ろう!」

 

体格の良いA先生を抱えるように、

さらって行くかのように、ばすみ看護師はA先生と夜の街に消えて行きました。

 

Dさん

「ポカーン」としながら

チャイナドレスから美脚はみ出る、ヅラ山ばすみ看護師を見ながら

「ヅラ山とは絶対関わらないようにしよう!

てか、A先生人格者だって思ってたのに、噂は本当だったんだ!」

と、関連病院での、A先生とばすみ看護師の不倫の噂を確信したといいます。

 

また、Dさんも、婚約者がいたのにも関わらず、

A先生と仲良しだった事や、優しい気さくなお人柄が殺伐とした病棟内で目立ってしまったからなのか、

Dさんの新しい不倫相手ではないかと妙な噂話が出ていたそうです。

後日、噂はデマだと笑い話になりましたが、とても迷惑だったそうです。

 

その後、病棟で

 

ばすみ

(じーっと、Dさんをみながら、相変わらず不機嫌そうに)

「あの。Dさん、婦長が、Dさんは仕事ができないと言っていたのでちゃんと仕事してください。」

といきなり話始めます。

 

Dさん

「!?!?」

なんで、いきなり婦長の告げ口?コイツ大丈夫か?

「そうなんですね…、大変失礼いたしました。婦長には私が直接謝ります。

どんなことが至らなかったのでしょうか?」

 

ばすみ

(じーっと、Dさんを睨み)

「Dさん、婦長には言わなくていいです。私がリーダーなので。

Dさんが仕事ができないと言っていたのでちゃんと仕事してください。」

「それと、業務外のことを、他のチームのドクターに話すのは止めてください。」

「チーム内の迷惑です。」

とまくし立てます。

 

Dさん

「えっと、それは、どういったことですか?」

 

ばすみ

 

(突然、キレて、大声で)

 

「だから、あなたは仕事ができないって言ってるのよ!!!」

 

 

それから、事あるごとに、ばすみ看護師が近づいて来て、

因縁をつけられたり、正直鬱陶しかったそうですが、

結婚が正式に決まった頃から、少しづつ距離が出来てきたそうでした。

 

Yちゃん

「うわーー、結構、いや、相当ヤバい人ですね。ヅラ山ばすみ氏」

 

Dさん

「私ね、彼女、境界知能なんじゃないかと思うんですよ。」

 

Yちゃん

「え?まさか?都内の難しい看護学校だったんじゃないんですか?」

 

Dさん

「ほら、看護学校の入試って、反復練習すればなんとかなるんですよ。論文も何回も書いて暗記したらお題が同じなら書けるので。」

 

Yちゃん

「まあ、でも、看護師さんになりたくって努力したって事ですよね。」

 

Dさん

「まあ、それが、ばすみさんの本心だったならいいんですけどね、身の上話聞かされた時に、親に強制されたとか、友達がみんな看護学校希望だったとか言ってたので、本当に看護師になりたかったのかな?って。

例えば、高校の同級生で、誰かに粘着して、その人が看護師目指すって言ってるから、その人にマウント取るために難しい看護学校受けたとか。」

 

Yちゃん

「えー!!!!?そこまでヤバい人ですか?」

 

Dさん

「ヤバいのは明らかなんだけど、なんか、会話がいつも、誰誰が言ってるとか、誰かがどうの…って言うんでね、なんだか、自分に自信がないから、自分が利用出来そうな、例えば、”この人の真似したら褒められそうな人”を探して、取り憑いてる感じがします。それに、境界知能なんじゃないかと思う根拠に、看護記録の誤字脱字が多すぎて、上手く適応出来てないように感じてます。」

ちなみに、「先の婦長がー」の話は、婦長に確認したそう。

婦長曰く「また?!、婦長職が職員の悪口、まして個人的にそんな事言うわけないでしょ。

彼女の癖だから無視していいわよ。」と言われたそうです。

 

Yちゃん

「まじか?癖って…。まあ、なんでも婦長がー?とかですもんね」

 

Dさん

「あとは、病棟のとある部屋で、どこかに内線をかけまくっているんですよね…。」

 

Yちゃん

「はぁ???ナースステーションからじゃなくてですか???」

 

Dさん

「そうなんですよ。」

 

Yちゃん

「うーん、自分の歓迎会ならまだしも

人様の歓迎会にロングスリット✨チャイナドレス✨で来る時点で

相当頭おかしいですし……。汗。しかも下着見えてたんですよね?

てか、イタ電ですか???どこに電話してるんだろう…。」

 

Dさん

「そうなんですよ。他にも、廊下の陰で待ち伏せされたり、

通勤中、最寄りのバス停で激走して来て、同じバスに無理矢理乗り込んできたり…。

飲み会は常に同じ席にいて(気づいたら隣にいたそうです)、

相変わらず、人の顔除き込んでくるし…。

ヅラ山氏以外の看護師さんと話してたら割り込んでくるし、

仲良くしてくれてる看護師さんには、準備した回診で使う器具を棚に戻してしまうとか、

記録を修正液で直してしまうとか、小さな嫌がらせや、例の婦長が―ネタの因縁つけまくるし…。」

「結婚決まるまでは、ヅラ山氏のつきまといがハードで

ちょっと、おかしくなりそうでしたね…。」

 

Yちゃん

「ひえぇっ。仕事に来るの嫌になりそう…。

てか、そんなの雇っててうちの病院大丈夫???」

 

Dさん

「ヅラ山氏のコネとA先生のチカラじゃないですか?」

 

と、そこに

 

Dさんのご主人が現れて、Yちゃんは軽く挨拶をし

ライブハウスを後にしました。

 

Yちゃんは、話をしながら、

とても良いジャズ演奏を楽しんだのですが

正直、ヅラ山氏の話が強烈すぎて、

半分はライブどころではなかったそうです(苦笑)

 

ヅラ山さんの、つきまといの原因は

やはりA先生が原因なんでしょうか……。

DさんもYちゃんも実は、このあたりから

A先生はきっかけで、もっと違う理由があると確信していたそうです。

 

 

 

 

続きます。

次回Yちゃんの当時の彼の回想を書きたいです。

コワい話のタイトルですが、Yちゃんの体験したコワい話に

実は伏線があります。

キーワードはYちゃんのメンタルが最強だと言うこと。

ここのあたりから、すでにYちゃんのターンが始まっています。