1歳半を少し過ぎた頃、療育にとにかく繋がりたかった。
だけど受給者証の取り方も分からないし、発達の専門医にかかるのも怖くて、なかなか動けなかった。
少しでも他の方のためになれば、と思い『療育はどうやったら受けられるのか?』を書いておこうとおもいます。
私の住んでいるところの自治体の方法です。
【前提】
療育には
・民間療育(児童発達支援ともいう)
・病院で受ける療育(リハビリともいう)
・市区町村がやっている親子教室
などいろんな種類があります。
今回は民間療育の受け方です。
なぜなら全部受けてみて、民間療育が一番良かったからです。
【それぞれの違い】
・民間療育
→マンツーマン多い。有名なのはコペルプラス、リタリコ。
区役所で一覧をもらわなくても、↓から探せる。
先生がただの保育士や、無資格のバイトのこともある。
受給者証を使って(1割負担になる)だいたい1回1300円くらい。1回1時間程度。
・病院で受ける療育。
OT、ST、心理士など有資格の人が対応してくれることが多い。ただ実費負担のことも。(我が家は1回1万近く)
週1ではなく月に1、2回なところが多い。1回1時間程度。
正直、月に2時間みてもらうだけでは改善しにくい。やってることを覚えて家でやれ、ってことだと思うけど、高いお金払うならもっと効果が欲しい。それだったら民間療育に週3回とか通った方がいいよな~というのが正直な気持ち。
・親子教室
深刻な自閉症児には一番不向き。普通の子だけどちょっとのんびりさん程度の子が行くところ。
保健師は診断もできないし、だいたいが集団療育だから個別でしっかり見てくれない。
メリットは無料なところ。もし発達の病院に行く勇気がないなら行ってもいいかも。
【民間療育の受け方】
ここから本題です。
この子の発達は他と違うかもしれない?と思ったら……。
①ネットで「子供 発達 病院」などで検索
②通いやすそう、雰囲気が良さそうなところを複数選ぶ
③電話もしくはメールで予約。
いくつか電話して、一番早く予約とれるところ、もしくは一番受付の対応がいいところ。
初診であることをつたえると、子供の年齢、気になること、首すわりなど発達の経歴、小児科で指摘されているか?など聞かれるかもしれないので、母子手帳を手元においておくこと。
私が受けたところはメールで記載して送る必要があった。
④予約できたら、今後スムーズに動けるように準備します。
まず受診の準備。
・発達の経歴
・気になっていること
・家で行っていること
・民間の療育を受けたいこと
を書いた紙を用意する。
⑤民間療育を選ぶ
病院の受診を待っている間に、先述のリタリコさんのサイトから通える範囲内の事業所を選びます。
まだ2歳とかだと対応してくれないところもあるので、私は通えるところに片っ端から連絡しました。
・空きがあるか
・スタッフの感じがいいか
・療育内容
・連携とっている相談事業所があるか?
※相談事業所:受給者証をとるときの書類を作ってくれたり、色々お世話してくれるところ。すごく便利。
連携をとっている相談事業所がなくても、相談事業所だけの契約もできる。
なので良い療育施設があったら、相談事業所だけ別途で契約すればOK。
⑥療育の見学を依頼し、見学に行く。
子連れじゃなくてもOKなところもある。
できるだけ複数の施設を見に行く。
(受給者証が取れるまでに、他の人に枠を取られてしまう可能性があるので)
⑦良いところがあったら、受給者証が取れ次第連絡します~みたいな感じで伝えておく。
2か月くらいかかることは向こうも知っているので大丈夫。
⑧受診。
初診で自閉症の診断書がもらえるかは、お子さんの様子と医師の考え次第かとは思う。
「3歳まで自閉の診断は下さない」というタイプの医師なら、「発達遅延」でも受給者証をもらうことは可能。私は自閉症の診断書の勇気がでず、発達遅延で書いてもらい受給者証を得ました。
先に絶対に発達検査を受けさせる、というタイプの医師もいるみたいです。
そうするとまた時間のロスになる…。が、そこはしょうがないのかもしれません。どうしても待ちたくないなら、受給者証をどうしても得たいことを医師に伝えてもいいかも。診断書ではなく意見書を書いてくれるかも。
診断書は1通5000円くらい。
⑨診断書を相談事業所に提出。
あとは相談事業所が色々お母さんにヒアリングして書類を作ってくれます。
役所との面談が必要なことも多いです。
もし時間のロスが嫌でしたら、相談事業所を選んだ時点で役所の福祉系の課に電話して「受給者証がほしい」むねを伝えるのがいいと思います。医師の診察より後の日付でアポとれば無駄足になりません。
⑩受給者証が届き、民間療育開始
お疲れさまでした。
自治体ごとの違いがあるかもしれませんが、以上が私がたどった流れでした。
【早めの行動をおすすめします】
個人的な意見ではあるのですが、療育にデメリットはないので早めに動くことをおすすめします。
療育って普通の子が受けても伸びるものだし、療育を受けていた履歴は隠せます。療育受けていたから絶対に支援級!とかではありません。療育を年少の頃うけて、年長になったら卒業する子もいます。発達検査の結果も内緒にできます。
児童発達支援関連はもともとの枠が少ないうえに、質の良い施設は苛烈な椅子取りゲームがあります。希望の教室に希望の日時で入るためにも、そして子供の成長と穏やかな将来のためにも、ぜひ早めの行動を~!