ハタチの時、地元の中学校へ教育実習に行った。
2週間。担当教官が担任するクラスに配属され、
なるべく長く一緒に過ごす。
掃除のときのこと。
ある生徒の机だけ運ばれていない、。
ワタシが運ぼうとすると、ある生徒が言う。
「先生、その机運ばんでいいよ、
汚いで、バイキンついとるよ。」
無視して、机に手をかけて運ぶと、
学級委員の女子生徒が、
仕方ないなあという顔をして、
椅子を運んでくれた。
何日かその机は運ばれずに残っていて
ワタシはそれを黙って運び続けた、、
すると、、、、
とりあえず、ワタシの顔を見たら、
机を慌てて運ぶ生徒が現れるようになった。
ワタシが帰ったあとの、アノ子供たちは
どのように成長しただろうか。
当時、教官は私のノートに書いてくれた。
「子供たちはのびる芽をもっている。
たとえ、間違った芽がはえてきたとしても
彼らはそれを矯正する力も持っている。
それを信じてこれからも向き合っていきたい。」
2週間というとても短い実習期間であったが
学ぶことの多い2週間だった。
教官だった、岩田先生は、
今もどこかで教鞭をとっておられるだろうか。
生徒と真正面から向き合う
ベテラン先生になっておられるだろう、
そう信じたい。