幸せ家族計画! -29ページ目

幸せ家族計画!

しがないいち新生児科医のプライベートなブログです。

大学病院では初診の患者さんに対して「予診」と称して先生の診察の前に学生が事前問診をすることがあります。五年生のときに何回か経験したので、わりと慣れてはいると思ったんだけど、小児科だと大分雰囲気が違います。

本人の両脇に、父、母。その威圧感たるや、風神雷神のごとしですね。ものすごく協力的な、そして優しい雰囲気のいい家族だったので、終始気まずくなることなく行えたのですが、それでもやはり一人と三人ではえらい違いです。

なんだかてんぱってしまって、きこうと思ったことの10%くらいしかきき出せなかったです。><

夏の就活時も思ったことだけど、初対面の人と適当に盛り上がることは出来ても、必要なことを言ったり、聞き出したりするためには、それなりの準備と経験が必要のようです。
受験生らしくゴロ合わせ紹介w

「X-linkedの血液は、白血球とHDL」

はい、なんのこっちゃですね。こうやって紹介することで、少しでも自分の脳に印象付けようというささやかな努力です><


ちなみに
血液→血友病
白血球(WBC)→Wiskott-Aldrich症候群、Bruton型γ-globrin血症、CGD
HDL→Hunter症候群、Duchenne型筋ジストロフィー、Lesch-Nyhan症候群


最近ゴロ合わせにも限界を感じてきた。
カレンダーには「敏腕ヘルスプロモーショニスト『オタワ氏』」の絵がでかでかと描かれています。もう勢いです。
今回は頭頚部診察!

頚部リンパ節の触診の練習をしたり、目の結膜所見をいろいろ調べたり、耳鏡を使って鼓膜を観察したり、今回も基本的なことだけど、勉強になりました。

特に、リンパ節の流をちゃんと考えて、腫れている場所から病変部を推定するのは、今まで全然意識していなかったことで、目から鱗でした。そして相変わらず、みんなの頭の回転は速い…。

バセドウ病のDalrymple徴候とGraefe徴候が出てきたときには、思わず知ったかでウンウンとうなずいていました。。。

ちなみにバセドウ病とは甲状腺が腫れて甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気で、頻脈・甲状腺腫脹・眼球突出が三大症状といわれています。体のアクセルが全開になったような病気で、ドキドキしたり落ち着かなかったり汗が出たりします。

Dalrymple徴候とGraefe徴候は眼球突出によっておこる徴候です。Dalrymple徴候は上瞼が上がって瞳の上に白目が見える状態、Graefe徴候は下を見たときに瞳の上に白目が見える状態のことをいうようです。ていうか、正常では上を見たときは白目が見えるけど、下を見たときは白目が見えないんですね~。絵を描くときとか、参考になりそうです。

次回は胸部診察。いよいよ聴診器を使った、診察らしい診察になってきました。