"春の足音”

何という素敵な表現でしょう。

 

「春の足音が近づいてくる」
「春の足音が聞こえてくる」

 

何か具体的な”音”があるわけでもないのに、冬から春に近づきつつある、あるゆること・現象の比喩として使われますが、他の季節には、あまりはこういう例えはしないでしょう。

 

今日は、温かくなりそうですし、
「春の足音」
を探しに散歩しにでかけましょうか。

 

「サウンドスケープ」(soundscape)という概念があります。

直訳すれば、
「音の風景」「音風景」ですが、
これは、1960年代終わりに、カナダの作曲家マリー・シェーファーによって提唱された概念で、ランドスケープのランドを「サウンド」に置き換えた言葉です。

 

日頃、”音楽”の話題を中心としていますが、
”音”の方にかかわっていたことがあります。
それは、SE(効果音)であったり、CM・番組のジングル「サウンドロゴ」や商業施設の「サウンドインスタレーション」など、(制作側ではなく、企画する側=実際にはいろんなミュージシャンなどに依頼する仕事)でした。

 

その「サウンドスケープ」の会合に参加することがありました。

日本では、「日本サウンドスケープ協会」
というところがあって、「サウンドスケープ」という考え方を通して、「音と環境」に関して興味を持つあらゆる分野の研究者、行政関係者、教育者、企業、そして生活者の情報交流、意見交換を目的として1993年に設立された任意団体です。

音はこれまで、音響学、音楽、騒音制御、聴覚心理、メディア・コミュニケーションなどの分野において、それぞれに独自な方法で扱われてきました。さらに、都市や環境をめぐる活動の諸領域、例えば、都市工学、環境工学、環境教育でも、「音」あるいは「聴覚」の有効性が気づかれつつあります。「音」という同じテーマに関わりながらも、情報交換が不十分でバラバラだった人々は、「サウンドスケープ」という考え方を通じて、共に出会い、語り、活動できる新たな場を得ることになるという趣旨でした。

私は熱心に参加していたわけではありませんが、ある研究者のワークショップに参加したことがあります。

神戸にある「XEBEC」(ジーベック)
という、音響会社が企画したワークショップでしたが、ポートアイランドの岸壁で波の音や自然の音をを拾いにいったり、楽しい内容でしたが、その先生のお名前がわからず、著作も購入して、読ませていただき、音環境を中心にポピュラー音楽などへの考察が面白かったんですが、その本も何処へ・・・

 

日本でのオーソリティは、
鳥越けいこ氏が有名です、

東南アジアやアジアの民族音楽に造詣の深い
大阪市立大学の中川真

等、いろいろな方がいらっしゃいます。

それらをふまえて、
音響芸術・音響科学・・・
音響心理学~音楽療法士等の方向も考えましたが、

 

今は、純粋に自然にある音や音風景を楽しみ。
あらゆる音楽に親しむことを主としております。