新年最初のお話は、年末のパートのお話からです。
 
普段は夜勤のスーパーのパートですが
大晦日は特別ミッション「ご予約のおせち料理運び」があるので午後からの勤務でした。
 
さかのぼること二週間前。
「セツさん、大晦日、早めに入れる?
おせち料理のお届け係をお願いしたいんやけど」と店長。
 
「いいっすよー」と気軽に引き受けた私に店長が軽やかに
 
「あっ、ほんま?  よかったあー、イヤー、実は
去年はわたし一人でやってヘロヘロになったんだよねえ。
んじゃ、今年はよろしくお願いしますわ」
 
「ええーっ、それを私一人でですかいっ!!!!」と
一瞬、驚愕いたしましたが
「引き受けた以上は、完璧にやってやろうじゃないの」と闘志ムクムク。
 
しかしながら、さすが、やり手の店長。
ちゃーんと後日、他に二人パートさんをお手配くださったので、わたしの負担は三分の一になり、4時間程度やればいいだけに。ありがたや、ありがたや。
 
当日はピッチ電話を首から下げまして、ご予約のお客様がいらしたらこの電話に連絡が来るので、冷蔵室からサービスカウンターまでミニカートに乗せてお運びします。

しかし店内は広く、ただでさえ冷蔵室からサービスカウンターへは徒歩2分かかりますが、この日は満員のお客様。

その間をぶつからぬように通り抜けて、いかねばなりません。

そこで「いらっしゃいませ〜」と大声を張上げながら店内をカートを押して歩きますと、あら不思議。
モーセの海割りのごとく、お客様が道を開けてくださいます。やっぱり日本の皆様はお優しい。

「ありがとうございまーす」と言いながら、サービスカウンターに到着。係の方にお渡しします。
これを30回行ったり来たりしました。

連絡待ちの間は、お惣菜の品出しをお手伝い。
「揚げたてですよー」と言いながら3尾入り海老天パックを台に並べていますと
「あら、揚げたていただこうかしら」と手を伸ばして下さる方、
「2匹入りの揚げたてはないの?」
「今、お揚げしてますので、もう少しお待ちいただけましたら」
「じゃ、この3匹もらっとくわ」と買ってくださるお客様。
「ありがとうございま〜す」とこちらの声もはずみます。

店長が「楽しそうに仕事しとんなあ」と言ってくださいましたが、
実は接客は苦手です(笑)
実家が代々商売人なので慣れてはおりますが。

4時間経って、本来の農産の部署に戻りました時は、ホッとしました。

大晦日は21時閉店ですが、私とバイト君は閉店後作業があります。
お先に帰られる先輩のパートさん方から
「良いお年を〜」とフルーツのプレゼントをいただいてしまいました。

こちらがお世話になってますのに恐縮です。
でも、うれしい(≧∇≦)b

こんな感じで今年も楽しく仕事しようと思います。




どちらも甘くて美味しかったです♪