先月号の執筆指南で書けない理由のひとつに、『もし当選したらどうしよう』という不安がある人は書けない。というのを読んだ。

まさにドンピシャ!

私が本当に書きたいストーリーを書けない理由がコレであった。

父親に殺意を持つ娘の半自叙伝的サスペンス。

もちろん実際には父親を憎んではいないし、殺意もない。

しかし長年同居していると『こなくそ~っ!』という瞬間は結構ある。

それを積もりに積もらせて、やがては殺意に…というストーリーを考えているのであるが、登場人物に親戚周りやら友人やらを思い描くので

万万万が一、受賞→出版→映画化にでもなれば、

それを見た親戚や友人や親父から

『お前はあ!ホンマは俺のこと(私のこと)こんな風に考えとったんかあ!』と要らぬ誤解をされて

鉄拳&総すかんを喰らうことに躊躇しているのである。

そんな心配は受賞してからの話であるのに、本当にめでたい頭である(笑)