向かい合って座り、コンビニで買ったツマミでお酒を飲みながら話した

趣味や恋愛話、ブログの事…
彼は意外なほど饒舌だった
話が弾み、彼が用意してくれていたお酒も最後の1杯になったところでトイレから戻り、再び飲もうとすると不意に引き寄せられた

なんとなく解っていた
話の途中から彼の様子が変わって来ていたから

只、畳の上に直に置かれたツマミやグラス、灰皿代わりの空き缶に阻まれて彼は私に近付く事が出来なかっただけだった
キッカケが掴めなかったのだ

そう、彼のミスは向かい合って座ってしまった事
壁際に隣り合って座っていたら、展開はもっと早かったのかも知れない

何故なら、待ち合わせた駅で私と逢った時から既に彼にとって私は【女】だったから

抵抗しなかった
なんとなく解っていた
所詮♂と♀なんだから…


寂しい♂の元に逢いに行ったのだから、当然の成り行きでしかない

その夜から2日間、食事も外出もせず、貪るように獣のように求められた
殺風景な部屋で、裸のまま…
彼に因って私の中の【女】が目覚めてしまった

のめり込むように私たちは逢瀬を重ねた

夏も本番を迎えた頃、転機が訪れた…

春に始まり
春を待たずに
恋が終わりました
全てを棄てて
私の人生を賭けた
恋でした
切なさも
今では懐かしく
思えます
もう2度とあんな風に
人を好きには
なれない気がします
私の大切な
大切な思い出です



ありがとう
君を忘れない…

独リノ夜ハ切ナクテ

無クシタ恋ガ

胸ヲ締メツケル

君ノ声ガ聞キタイ

君ニ逢イタイ

君ニ触レタイ

叶ウ筈モ無イケド…

忘レル事ガ出来ナクテ

モガキ苦ルシム

イツカ…

遠イ過去ニナルマデ…