それから Xmasイヴまでの 一週間
先生と私の間には
まるで 何も起こっていなかったかの様に
穏やかな日々が 過ぎていった
Xmasイヴの 夜
ほんの僅かな時間だけど
先生と共に過ごす事が出来た
そして また 違う もう一人の先生を
知ってしまった⇒参照:受け止める自信
とてもショックだった
まだ 何も知らない事だらけだ という現実に……
一瞬 眼の前に 暗幕が掛かった様に
何も 見えなくなって 逃げてしまった 私
先生が解らなくなっていた
でも 先生だからこそ
その事実を見過ごす事は 出来なかったのだろう
あの人の病状を考えれば 当たり前なこと……
そう 発展的に考えようとした
以前の私なら もっと ぐるぐる廻り回って
頭で 色々な事を考えすぎてしまうところだけど
先生の言葉だけを 信じて
先生の答えを待つ と決めた 私
だから
何が起こっても
私の心は もう揺るがない
そう思い込んでいた
あの夜までは………