不思議に思って 手に取ってみる




    
     何が 入ってるんだろ?

     
 



何気なく 疑いもなく 小さな白い紙袋を 開けてみる





「!!!」



「都合の良い日 ある?」


 


     えっ?  これって?





携帯片手に 急いで立ち上がる





「やっぱり 金曜日辺りが良いかなぁ」



「―ねぇ」



「どうしたの?」



「ごめん 急用 思い出しちゃった

 同期会は いつでも 大丈夫と思うよ」





部屋の隅にある 姿見の前に 立つ





「じゃぁ 決まったら 電話するよ」



「…うん ありがと じゃぁね」





全身が映し出された ある一ヶ所



見たい様な 

見てしまったら それが 雫となって

零れ落ちてしまう様な

何だか 見てはいけない気がした