結局 昼食を食べるどころではなくなり

私は 昼間は殆どだれも上がって来ない

最上階の資料室で 昼休みを過ごした



騒がしい職員食堂へは 行きたくなかったし

何か 食べる気にもなれなかった




ここは 時々 息抜きにくる場所

薄暗い室内 インクの匂い

物音ひとつ 聴こえてこない

不思議と落ち着く場所




     先生とは これで話す事もないだろうな
     
     無視されちゃうかな それだけは絶対 イヤだな



無視されるくらいなら 悪態つかれてもいいから

先生との繋がりが 欲しい



何だか 悔しくて 泣けてきた


 何故 いつも通りに話せないんだろう

    
 何故 もっと上手に 立ち振る舞えないんだろう

    
 何故 私は 先生が好きなんだろう




いくら考えても 理由は見つからない





見つかる訳がない




その答えを知っているのは 私だけ


そして その私は 理由なんてなく


ただ 先生の事が好きなだけなのだから