インターネットが日常生活に根付いて相当の時間がたつ。

どんなに遠くにいる知人にも瞬時につながる利便性は、生活をドラスティックに変えた。一方では自身が情報発信減になることも容易になった反面、誤った情報が流布することも増加している。

かつて「2ちゃんねる」というサイトがあった。そこは誹謗中傷・罵詈雑言の巣窟で、ここでの発言が時としてニュースになることもあった。このことは後のTwitter(後のX)に移行しても収まるどころかエスカレートの一途をたどっている。他にもインスタグラムやYouTubeでも同様の問題が如実に出ている。

このSNSでの誹謗中傷が原因で自殺に追い込まれた芸能人やスポーツ選手も少なくない。一方では匿名性が原因で誹謗中傷の投稿者を特定するのも難しい。

ましてや、犯人を特定するまでにいくつもの手続きを経て、ようやく刑事告発・民事訴訟につなげられる。

やはり、日本は性善説の社会である。最悪の事態を想定しても、最終的には個人の良心に頼ることになるケースが目立つ。

今現在、日本を取り巻く環境は悪化の一途をたどる。それは外国人犯罪の増加や治安の著しい悪化。動画サイトやSNSではそのような投稿が数多く目に留まるようになった。このままでは日本の安心・安全は失われていくのは目に見えている。当然、SNSが犯罪の温床になることも見逃せない。

今一度、SNSの持つ脆弱性・危険性を認識しないとならないだろう。