うろんころんしてみる隊 -22ページ目

うろんころんしてみる隊

うろんころん・・・って何かって?九州弁でして、標準語に解釈するとウロウロと「散策している」「徘徊している」・・・どちらでしょうかね?
傍から見ると限りなく後者に近いわたくしの、人生の糧にもならないつぶやきを書き留めて行こうと思います。

 

墓掃除参って遭難これ如何に?

 

書いていて少々馬鹿げた話であるようにも感じ、ナニモソンナ我ガ家ノ辱ヲ触ラサヌトモと思ってみたり・・・。そしてまた墓の話しを(笑)・・・。

老いた父に代わり墓の管理などは自分達がしているのですが、久しぶりに自分も行きたいという父の願いにて、一緒に墓掃除に参ることに。行き慣れたはずのメンバーが何故?

 

 

墓といいましても、一般的にイメージされるような、

一列に墓石が並んで線香や花を持って「ばーちゃん来たよ♪」なんていう穏やかな「墓地」

 

・・・ではなく、あたり一帯うっそうとした樹木が茂っている・・グーグルマップで見ても緑に染まる森にしか見えず、まさかこの中に沢山の墓があるとは誰も思いますまいな。

 

観光客の訪れる城下町や職人町の方とは違い、緑豊かな丘陵に存在する墓地は杜を見上げるようにして麓から丘の上まで人が通るほどの一本路が渡され、その周辺に何百年分もの墓が建立しております。大木の奥のほうにはすでに廃家になったであろう墓石群がこぼれ種がそのまま育った樹木の中にひっそりと埋もれるようにして存在する・・そのようなところです。

仏教、神道、儒教式の様々な影響を受けていて、各々墓石の形や記された文字などを調べていると中々興味深いものがあるので、墓掃除の合間に周囲を巡るのも楽しいものであります。

話しだすと脱線しそうなので、今回は触れずに本題へ戻りましょう。

 

 

さて・・・

丘の上にある駐車場に車を停め、森の中に入る一本道を下って行けば墓に到着できる。

道具を下ろしている間に、父は勝手知ったるようにして一人・・・ふらふらと入っていく。

途中、通行の難所があるからそこで爺ちゃんが転倒しないように一緒に行ってやってと倅共に促し、準備を整えるとすぐに追いかける。

 

案の定、通路の前には倒木が道を塞ぎ、彼等は立ち往生をしている様子。あれ・・?夏に来た時は倒木もなく綺麗にしていたのにな・・・秋の間にそこまで強風が吹いたのかね?

何本か大きめの倒木は端に押しやりながらいつも通る道を探せども??ナシテ?ナカヨ?

周囲を改めて見回すと・・・やっぱり・・こんな墓石たちは見た事がない・・・そもそも進むべき道先がない・・・すぐ手前に○○さん家のまだ新しめな墓があったはず・・・

 

ここまで全部・・ツタの絡んだ苔むした墓たちじゃ・・・なかったよ?

 

ザザザザザザ・・・ゴウウウゥゥ・・・ザザザザザザザァ・・・・

 

海風に叩かれて軋む樹木たちの・・ギシギシパキパキという音と、風の唸るような轟音しか聞こえてこない・・・人の気配はただただ自分達だけ・・・

 

今・・・ワタシタチハ何処ニイルノ?・・・ココハ・・異空・・・

 

ジブリの有名なあの曲の一節が・・・たて琴の音とともに頭の中でリフレイン・・・

 

ヨンデイル~♪    ド・・・ドコニ?(;゚Д゚))))

 

いやいや・・・ここはひとつ冷静に・・・もと来た道をひたすら戻ってみる。

そこでわかった・・・一つ手前にある細道に入り込んでいたことを・・・。ここを曲がらずに、そのまま真っすぐに突き進めばよかったのだった・・・父はいつも麓から上って来ていたからなおさら道を理解していなかったのだった・・・。それに続く下々も祖父を追って道連れに・・・

 

ああよかったよぅ・・・(涙)此の世に戻ってこられたよぅ・・・ヒイヒイ

あやうく失踪事件として明日のローカルニュースにでも載るところだった。

 

 

まさか、おるが家の墓掃除の為に遭難しかけるとは考えもしませんでしたよ・・・。

 

 

知り尽くしたはずの地元の小山で遭難したという話も聞きますが、あながちそれはあり得る話ではないかとも思いました。

見慣れたはずの風景・・・のはずが木々の中に埋もれてしまうと見当識が狂うんです。

場所にすればほんの数メートルも離れていないところなのに・・・顔を上げれば、いつもの空といつもの海が見えているはずなのに・・・一体ココハ・・ドコナノ?

 

どんなところなんだ・・・とも思われそうですね。

モノクロにしたら・・・何だか余計に重厚感が・・・。

 

 

 

いえいえ、樹木の中から海を見渡す景色はとても眺めがよいのですよ・・・ほら・・・

遠くに亀岡城を眺めながら・・・風の穏やかな日は、鳥たちのさえずりも聞こえたり・・。

 

たまに倒れてくる若竹や樫の木の枝を切り落としたり・・・落ち葉や蜘蛛の巣、巨大なカタツムリの殻などをとって差し上げる。そういや・・・前にさしておいた榊は?風と共に去りぬ・・

まあ・・・ととさま達の墓も同じくこの杜一帯のなかに埋もれているし・・・自分達もいずれこの地に埋まり・・・何百年後かには樹木に埋もれる石塔の一部になっていても悪くはないかなとも思っております。

 

いつか・・・どこぞの未来人たちがこの森へ肝試しにやってきたならば、異次元へといざなう呟きを歌ってさしあげますよ♪

 

ヨンデイル~♪    ド・・・ドコニ?