うろんころんしてみる隊 -20ページ目

うろんころんしてみる隊

うろんころん・・・って何かって?九州弁でして、標準語に解釈するとウロウロと「散策している」「徘徊している」・・・どちらでしょうかね?
傍から見ると限りなく後者に近いわたくしの、人生の糧にもならないつぶやきを書き留めて行こうと思います。

木枯らしと 手を取り舞いて 地に降りる

落ち葉の肌は ゐろ染めて

 

 

秋の暴風に晒されて、にわかに色めき立つ葉は散り散りに空を舞う

取り合ったその手を、弾くように互いのからだをひるがえし離れる

 

心変わりするように、地に降りたつ落ち葉の姿に艶やかな色は失せ

茂る若さの情熱なぞ、まるで焼失したかのようにさえ感じるけれど

 

しかし深みのある温かな色となりその乾いた肌からは何ともいえぬ

開放されたものだけが知る心豊かな音が囁くようにして耳朶に届き

皆が本来持つ自然な姿へとかえっていく

 

風に翻弄されようと、力づく戦わずしてしなやかにしなやかに舞う

取り合ったその手を、なびかせつつその邪な心を途端に見抜くなら

 

心変わりするように、するりと風に背を向けると遠く遠く離れ去る

茂る若さの戯れなぞ、まるで焼失したかのようにさえ感じるけれど

 

しかし見せかけの虚勢では分かち合えない根底にある誠実さを知り

開放されたものだけが知る人として豊かに生きるために必要とする

皆が本来持つ自然な姿へとかえっていく

 

不思議なものだ

若く芽吹くとき

強い芳香を放ち

艶やかなるとき

毎日陽にあたり

雨風にうたれて

役目をはたして

やがて枯れては

落ち葉となりぬ

 

佐保姫に愛されて育ち苦楽を知りて礼節を知りて竜田姫に愛されて

紅葉なる見事な華やぎを以って高邁なる姿の侭樹木の先から降りる

力づくの暴風にもしなやかに抗い静かな風にも微笑むように降りる

そして地に落ちた葉はやがて眠るように枯れまた生まれた地の許へ

養分として次の世代へとその身を返していく

 

世のすべて 四時は巡りて 移りゆく