パリ育ちの知人によると、向こうでは昨今のお金持ちは、お金持ちらしく暮らさなくなってるそう。そういうのをブルジョアボヘミアン、ボボスと呼ぶらしい。居場所を定めず、たとえばホテルを転々として、もちろん車にも興味を示さない。車はともかくも、ホテル暮らしで居場所を変えていくあたり、なんか落ち着かなさそうな。いったい何を考えてるんだろ。でもまあニッポンでも明治以降、田舎を捨てて都市に流入して市民生活を開始。どことなくボヘミアン開始という印象なくもない。さて、いずれにせよボボス達は、所有の概念が旧来の成功者とは異なるようす。こうした流れが、次の時代にどう繋がっていくか、ちょいと興味深いカンジも。