昔、和歌山カレー事件というのがあって、犯人はハヤシマスミだとマスコミによって断定的に報じられ、またハヤシマスミには保険金殺人の疑いがあったこともあり、周囲には不審死も多く、何かと状況証拠的にも怪しくて、世間は大いに義憤にかられた。その当人ハヤシマスミは、マスコミの前にミキハウスのトレーナーで現れ、おしゃべりさを発揮してペラペラ喋り、もはや憎たらしさマックス。そして逮捕され、ついには死刑判決。ハヤシマスミ自身は無罪を主張して、何度も再審請求しているらしいけれど。すこし前、その娘が子連れ自殺。いたましい現実は、なおもハヤシマスミを中心に連続していて、ハヤシマスミにまつわる悲劇はなかなか幕を閉じてくれない。さて、今この事を思い出したのは、あ宮家の長女婿の母親への視線が、ハヤシマスミへの視線と重なるからで、ようするに怪しさマックスという噂の中を、のうのうと利己的に生きているかに見える人間を、世間は放っておかないという現実が視えるからで、あるいはコレも一種の集団ヒステリーといった類のモノかもと感じつつ、自戒せねばとは思う。しかしながら多くの国民が、あ宮家の天皇ではなく愛子天皇の実現を期待するのは、そうしたあ宮家にまつわる動向はそれとして、成人の儀のローブデコルテ姿に圧倒されたからではないのか。天皇家に無関心だった周囲のモノまでが、それを口にしていたもの。まだお若い愛子さまご自身には、そういった国民の反応がどこか不思議で、そして重たくも感じられるかもしれないけれど、あの成人の儀のお姿は、愛子さまこそが国体の体現者に相応しいと、多くの国民がその実現を期待した瞬間だったようにも思う。いずれにせよ、あ宮家に皇統が移ったなら、国民はそっぽを向き万世一系は終わりを迎えるかもと、現代を生きる日本人として強い危機感を抱いている。