きのうパンツを買った。
数年前にも、同じものを買っている。その数年前にも。もう20年以上、同じメーカーの同じパンツを穿きつづけている。私は保守的な人間だ。よって、そういった気配には、敏感である。
さいきん、シェアリングエコノミーという言葉を、あちこちで目にする。
何でもシェアし、そこからあらたな価値を創造する、といった意味合いのようである。民泊、自転車、貸し駐車場、エトセトラ。
インターネットが介在することで、ささやかな需要に、ささやかに応えることが可能になった。ようするに、ご近所貸借が、ネット登場で範囲をおおきく広げられるようになった訳である。
スマホひとつで車を呼び出せるウーバーは、日本でなら白タク。
中国では、その便利さから広く普及しているが、せんじつ、ウーバー運転手に聞いた話によると、車のローンの足しにしているのだそう。
現今は知らないが、ウランバートルでは、タクシー会社が無いと聞いた。かつて設立されるも、まもなく閉鎖されたそう。というのも、移動に車が必要になると、道路の端で手をあげ、方向が同じなら、乗せてもらえるからだ。
金額は交渉次第。ギャルもそれをする。運転手が男だと、危険ではないのかと尋ねると、そういう人もいるけれど、断ればいいんです。。という回答であった。男女問わず、遊牧民は大らかで勇敢だ。
おもうに、近代は「所有」という概念で、こり固まった時代であった。
シェアリングエコノミーが、ここから、どの方向に進んでいくかは未知数だが、ともあれ、保守的な私には、人間回帰、そのひとつの形態であるかに映る。