車検が終わった
いつも
車屋さんが引き取りに来てくれて
終わったら
納車もしてくれる
いつもは
我が家のことは
全部お願いしている
例の
癌が見つかった
Aさんが来てくれるのだけど
水曜日の
引き取りの日に
東京の病院に予約が取れたらしく
そちらに行くことになり
引き取りは
工場長さんが
きてくれた
良かった
放射線治療も
抗がん剤治療も
まだ始まっていない
治療を始めると
急激に体力が落ちるので
その前に行けて
ほんとに良かった
そして
昨日の夕方
納車に来てくれたのは
Aさんだった
結果は
東京の病院では
問題なく切れると
言ってもらえたらしい
こっちの病院では
さんざん脅されて
手術はできない上に
治療後には
声帯にも異常が出るかもしれないと
言われていたらしいけど
それも恐らく
大丈夫と言ってもらえたそうだ
今月末に
手術の為に
入院することになったみたい
地元の大学病院では
進行を抑える為に
一日も早く
放射線と抗がん剤をと
言われていたので
無駄な治療を始める前に
東京の病院に行ってこれて
ほんとに良かった
固形の癌は
切ってしまうのが一番
切れるのなら
それにこしたことはない
Aさんは
はっきりと
「大丈夫」と言ってもらえて
涙が出そうになったと
言っていた
ほんとに
どれだけ安堵したことだろう
私も話を聞いていて
心から
ほっとした
けれど
その一方で……
どうしても
思ってしまう
なぜ
うちの主人は
ダメだったのだろう
なぜ悪魔は
あんなになるまで
見つからなかったのだろう
考えても仕方ない
けれど
考えてしまう
なにがいけなかったのか……
いくら考えても
堂々巡りなのは
わかりきっているのに……
自覚症状が何もないのは
主人もAさんも同じ
主人の肝臓には
6cm大の腫瘍がふたつもあった
その他にも
1cm大のものが無数にあり
主人の肝臓を
覆い尽くしていた
けれど
肝臓がんではなかったから
血液検査の肝臓の数値は
ずっと正常だった
「肝内胆管がん」
ポピュラーな癌ではなかった
抗がん剤の種類も
2種類しかなく
地元の大学病院の医師は
誰も手術の経験がなかった
先日
ブロ友さんの記事に
「肝内胆管」というワードがあり
心臓がバクバクした
そのブロ友さんが
なんともなかったと聞き
ほんとにホッとした
なんでそんな癌に
うちの主人は
気に入られてしまったのかな
幸せな
普通の生活を送っていた頃
ふとした瞬間に
「もし主人が死んでしまったら」
なんてことが
頭によぎることがあった
でも
いやいや、と
すぐに打ち消した
そんなこと
起きるわけがない
だって
ほんとに健康体で
自分でも
「病気になる気がしない」
って言ってるし
私もそう思う
それに
私にはそんなこと
とても乗り越えられない
よく言うよね?
天は
乗り越えられる人にしか
試練は与えないって
だったら
私には無理なんだから
試練は
与えられないはず
そう思っていて
たまに考える怖い想像も
たいして深くは
考えなかった
なのに
今のこの状況は
なんなのだろう
結局、私は
いまだに
乗り越えられてなんていない
こうやって
癌の人の話を聞けば
主人のことと
重ねてしまう
なのに
なぜ私は
試練を与えられたの?
Aさんが
手術できると聞いて
嬉しいのは嘘ではないけど
やっぱり
羨ましいと思ってしまって
喜ぶのと同時に
自分の状況が
悲しくなってしまう
また寄り添う相手ができても
やっぱりどこかで
かなうはずのない
老後の主人との生活を
夢見てしまう自分もいる
2人で
娘3人をお嫁に出して
小さい頃を懐かしんで
2人で
たくさんの孫を抱いて
2人で
可愛がって
いろんな物を買ってあげて
そんな生活を
まだ夢に見てしまう
その未来が
あたりまえに来ることを
信じて疑いもしなかったのに
私の何がいけなくて
この夢は全部
奪われてしまったんだろう
それは
他に相手ができて
どんなに好きになっても
絶対にかなわない夢
子供達のことを
心から
私と同じような気持ちで
喜んだり懐かしんでくれる人は
もう
どこにもいない
こんなふうになる
自分を見てると
やっぱり私は
まだまだ引きずってるんだと
身にしみる
もう6年半
死別してても
しっかりと前を向いて
心から愛する人ができて
明るく生きてる人達と
私との違いは
そこなんだろうな
私も
明るく生きてる日もある
けれどまだ
こんな日もある
私はやっぱり
まだまだ
振り切れていなくて
迷いと歪みの中なんだな
今日は朝からずっと雨
そんな日に限って
仕事は休み
彼は
土日は稼ぎ時だから
日中はまったく
連絡はこない
まぁ
土日じゃなくても
LINEが苦手だから
連絡はこないけど(^^;
けれど
あさっての
仕事終わりには会える
次は
木曜日に
初めての「お迎えデート」の
予定だったけど
水曜日に会って
次が木曜日だと
一週間以上あくから
なんだかすごく長く感じるから
彼が
月曜日は早く帰れそうだから
会おうって言ってくれた
そんな楽しみも
あるのに
贅沢だよね
間が悪いことに
シフト調整も
山を越えてしまったので
わざわざ持ち帰ってまで
することも
もうたいしてない
こんな日は
まだまだダメだな……
でも
そんな日が
あってもいいよね