車椅子の方が映画館での介助を断られた件。
これ読んでて、以前ヘルパーとして働いていたときに言われたことを思い出した。
支援に入るときは、支援計画というのが存在する。
それに入ってないことは原則ヘルパーはやってはいけないことになっています。
例外もあって、臨時的に事前に相談があった場合(例えば服のボタンが取れたのでつけてほしい等)はその時限りということで可能だったり、その場で言われても事業所に相談することと決められていて、その時限りという了承を得てすることがありました。(以降は事前に連絡してほしいと事業所からお話してくださってました)
善意でやることでも、困る場合があるということを言われました。
支援を受ける方が困ってるからと、支援計画にないことを自己判断でサービスしてしまうと、支援者が変わっても以前から支援計画にないことをサービスしてもらっていたことが当然されるべきことだと受け取られかねない。
なるほどと思ったし、気をつけないとと思いました。
映画館側もマニュアル的には介助しないことになってたのかもしれませんね。
そして介助したという報告もなかったので、利用者側は以前介助してくれてたのにどうしてかなぁと思うことになったのかもしれません。
できることはしたいという、チャレンジ精神のある車椅子ユーザーの方はよくブログでも見かけます。
一人で行けるなら、世界は広がっていくと思います。
車椅子ではないですが、下の子が足の指を骨折したときには、エレベーターやエスカレーターを探すのに結構苦労したし、移動距離も階段を使って移動するのよりかなり遠回りになったりしたので、不便を感じました。
下の子の場合は一時的なことでしたが、常時だと大変だなと感じる出来事でした。
そう考えると、まだまだ不便な世の中ですね。
最近はネットで色々調べられるようになってきましたが、電話などで相談することでサービスが違ってくるかもしれません。
また映画館側も、今後はよろしければ事前にご相談くださいねぐらいで良かったのかもと思いました。
こちらはたぶん、怪我をさせた場合の責任問題だと思いますが。
サービス業…これからは介助に関する講習も必要になってくるのかな?
車椅子利用者さん側も、当然介助されると思い込んでただろうし、映画館側もちょっと言い方も悪かったし、介助したこと報告されてないのも問題…次をどうするのか、ちゃんとしてなかった。
双方、配慮が足らなかったのかなぁと思う事例だったと思います。